与党に対する“拙速だ”の批判
陛下が異例の発言に踏み切られた前日──永田町では、愛子さまの将来を左右する皇室典範改正への歯車が大きく回り始めていた。
「6月10日、国会では各党派の代表者による全体会合が開かれ、『立法府の総意』が最終的に取りまとめられました。まとまった総意はすぐさま高市早苗首相に伝達され、首相は“早急に法案の作成に取りかかる”と表明しています。7月17日、今国会の会期末までの改正を目指していますが、それまであと1か月ほどしかありません」(政治部記者)
今回まとめられた「立法府の総意」では、《(1)女性皇族が結婚後も皇族の身分を保つ》《(2)旧宮家の男系男子を養子として皇族に迎える》の2案が、“よしとする”という意の「了」とされている。
「“国民の理解”という観点から考えると、特に(2)の『旧宮家の養子案』について、首を傾げる関係者は多い。各社の世論調査を見ても、(2)の案については賛成、反対ともに4〜5割となっていて、賛否が拮抗している状況です。そんな中、今国会での改正を急ぐ与党に対して“拙速だ”との批判も上がっています」(前出・政治部記者)
陛下が“国民の理解”を何よりも重視される背景には、上皇さまの退位という歴史的な節目を経験された事情が大きいという。
「上皇さまの退位を目の当たりにされた陛下は、皇室の制度を変更する際、国民の理解を得ることがどれだけ重要なのかを肌で感じられたといいます」(別の宮内庁関係者)
(後編へ続く)
※女性セブン2026年7月2日号