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《資産を増やす手段として注目》「外貨建て保険」とは? 為替相場の変動次第では大きなプラスに

外貨
外貨建て保険のメリットは?(写真/Photo AC)
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お金を取り巻く環境が大きく変わる中、「老後の備え」も変化している。病気や死亡への備えといった守りだけでなく、攻めの生命保険を賢く使えば、長生きはもはや“リスク”ではなく、“安心”へと変わるのだ。保険で資産を「増やす」手段として人気を集めている「外貨建て保険」について紹介する。

保険で資産を「増やす」手段として人気を集めているのが「外貨建て保険」だ。

株式や投資信託などの投資商品に比べればリターンは低いものの、けがや病気に対する保障をつけたうえでリスクを抑えた運用が可能。なにより日本よりも金利の高い外貨で運用されるため、保険でお金を「増やす」ことにつながる有効手段だと注目されている。

金利が上がっているとはいえ、日本の預金金利はせいぜい年1%前後。それに対し、アメリカドルやオーストラリアドルなどは3%を超えており、増え方の差は明らかだろう。ただし、外貨建てで運用する場合、為替リスクがあることを忘れてはいけない。

「一般的に円高のときに外貨に替えて円安のときに戻すのが理想なので、現在のような1ドル=160円前後の円安局面は不安に思えるでしょう。ただ、どこまで円安が進み、いつ円高になるか将来のことはわからない。だとすれば、まずは利率の高さを考えるのも手ではないでしょうか」(ファイナンシャルプランナーの松浦建二さん・以下同)

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外貨建て保険の仕組み
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例えば、オーストラリアドル建ての外貨保険にいま加入すれば、年5.05%の予定利率の場合、30年間利率がそのままなら181.7%まで増える。さらに利率が1%上昇すれば216.4%と倍以上になる。利率は変動するため下がる可能性もあるが、あらかじめ最低保証利率が決められている商品を選べば、加入後にそれより下回ることはなく安心だ。

また、為替リスクに備えた外貨建て保険では、毎月一定額の日本円で支払い、円安のときには外貨を少なく、円高のときは外貨を多く購入することで平均購入単価を抑えられる。日本円に戻すタイミングで円高に振れていたら、外貨のまま最長10年間据え置けば、円安のタイミングで円転することも可能だ。

お金に座っている女性
外貨建て保険なら、円安や物価高にも対抗できる(イラスト/サトウヨーコ)
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保険期間中にも生存給付金が

保険商品のひとつに、満期前に亡くなった場合は死亡保険金、満期まで生存していれば満期保険金が受け取れるという「養老保険」があり、最近では保険料を一時払い(一括払い)して外貨建てで備えて資産を増やす「一時払い外貨建て養老保険」も、注目を集めている。

さらに満期保険金だけでなく、1年ごとに生存給付金がもらえるものもあり、これは外貨で受け取れるため保険期間中にも外貨資産を増やすことができる。

例えば、1豪ドル=114.69円のときに500万円を一時払い外貨建て養老保険にすると4万3596豪ドルになる。これに対し、生存給付金を毎年2135豪ドルもらいながら、15年後の満期保険金も合わせると総額7万4631豪ドルと171.2%に増える計算だ。当然、為替リスクも伴うが、どこまで豪ドル安・円高が進めば利率分が吹き飛ぶかという「損益分岐点」のレートは1豪ドル=67円となっており、それ以上の円安であれば元本割れすることもない。

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高金利で運用しながら「生存給付金」がもらえる!
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資産運用のコツは「長期的な視点」

介護保障や障害保障などの特約を付けることも可能だ。いわば、もしものときの「安心」を備えながら、お金を「増やす」機能も併せ持つ商品と言える。もっとも、日本に比べて金利は高いとはいえ、外貨建てである以上、どうしても不安はある。

「資産運用のコツは長期的な視点を持つこと。老後までの長いライフサイクルを考えると、為替が円安なのか、円高に向かうのかもそうですし、金利がどちらに向かうのかもわからない。一時の資産の増減に一喜一憂することなく、長い目で見ることが重要です」

※女性セブン2026年7月9・16日号