料理・レシピ

《夏バテ解消に薬膳みそ汁!》旬の野菜を使った8レシピ。胃腸にやさしい一杯を

写真9枚

栄養豊富な旬の食材で作るみそ汁は、薬膳を取り入れやすい料理。毎日の一杯を夏仕様にして、この季節ならではの不調を解消しよう!今回は、管理栄養士・国際中医師・国際中医薬膳管理師の植木もも子さんが、“夏バテ”を乗り切る「薬膳みそ汁」レシピを教えてくれた。

夏の体はこんな不調に注意!

日本の夏は高温多湿なため体に熱がこもりやすく、体力の消耗も激しい。そのため、胃腸の働きが低下。さらに大量の汗をかくことでミネラルやビタミンが失われ、夏バテにつながる。また、冷房などによる冷えや、水分の排出不良によるむくみも現れやすい。

体に熱がこもり、栄養が不足しがちな夏に薬膳みそ汁はぴったり

「薬膳とは、季節や体の状態に合わせて食材を選ぶ、中医学の考え方に基づいた食事法です」と植木さん。なかでもみそ汁は、夏の食養生にぴったりだという。

「みそには体の熱を冷まし、余分な水分を排出する働きがあります。“吸い口”に使う香味野菜や香辛料などには体に補った栄養を巡らせる役割があるので、ぜひ、加えてみて。また、だし汁には夏に不足しがちなカルシウムを補える、煮干しを使うのがおすすめです」(植木さん・以下同)

夏バテ=胃腸の機能低下。おなかにやさしい食材を

「暑さや湿気によって胃腸の働きが低下し、栄養を充分に摂取できなくなります。それが全身の疲れや食欲不振につながり、夏バテ状態に。夜の寝苦しさによる睡眠不足も一因です。対策として、胃腸の消化・吸収を助ける食材、栄養価が高く、疲労回復や食欲増進に役立つ食材を取り入れることを心がけましょう」

※分量は2人分。
*だし汁、みそは好みのものを使用。

枝豆とささみのみそ汁

旬の枝豆は栄養も抜群。ささみでさっぱり食べられる

枝豆とささみのみそ汁
写真9枚

【作り方】

【1】枝豆(さやつき)20〜30個は塩もみしてからサッとゆで、さやから外して薄皮をむき、40g準備する。鶏ささみ大1本は縦半分に切ってから薄切りにし、酒大さじ1/2と塩少量を振ってなじませる。

【2】鍋にだし汁2と1/2カップを入れて中火で煮立て、【1】、酒大さじ1/2を加える。再び煮立ったらアクを除き、みそ大さじ1を溶き入れる。器に盛り、七味唐辛子少量を振る。

薬膳Point

ビタミン豊富で水分排出を促す枝豆と、エネルギーを補う鶏肉で夏バテを予防。

トマトと卵のガーリックみそ汁

にんにくの風味が食欲をそそる!パンにも合うみそ汁に

トマトと卵のガーリックみそ汁
写真9枚

【作り方】

【1】トマト1/2個は種を除いて1cm角に切る。卵1個は割りほぐし、酒小さじ1とよく混ぜる。にんにくのみじん切り小さじ1/2とオリーブオイル大さじ1を混ぜる。

【2】フライパンを中火にかけ、【1】のにんにくオイルを入れて香りが立つまで炒める。トマトを加え、表面が少し崩れてきたら端に寄せ、空いたところにオリーブオイル少量を入れ、卵液を流し入れて炒める。卵がかたまってきたらトマトと合わせる。

【3】鍋にだし汁2と1/2カップを入れて中火で煮立て、みそ大さじ1を溶き入れる。【2】を加えて軽く混ぜる。器に盛り、粗びき黒こしょう少量を振る。

薬膳Point

胃の働きを助けるトマトと高栄養価の卵をにんにくオイルで炒めて、効果アップ。

山いも団子と豚肉のみそ汁

もっちりとした山いもと豚肉で、食べごたえあり

山いも団子と豚肉のみそ汁
写真9枚

【作り方】

【1】豚こま切れ肉50gは2cm幅に切り、酒小さじ2を振ってなじませる。山いも正味150gは皮をむいて酢水にさらし、すりおろす。

【2】鍋にだし汁2と1/2カップを入れて中火で煮立て、【1】の豚肉を加えて菜箸でほぐしながら煮る。煮立ったらアクを除き、みそ大さじ1を溶き入れる。

【3】【1】の山いもをスプーンですくって落とし入れ、再び煮立ったら火を止める。器に盛り、小ねぎの小口切り2本分をのせる。

*山いもは粘りの強いものを使うと、団子のようにもっちりとまとまる。

薬膳Point

山いもは滋養強壮にすぐれ、体の熱を和らげる効果も。豚肉は疲労回復に役立つ。

オクラと納豆、みょうがのみそ汁

腸が喜ぶ、納豆とオクラのネバネバコンビ

【作り方】

【1】オクラ5本は板ずりしてから小口切りにする。ひきわり納豆1パックは酒小さじ1とよく混ぜる。みょうが1個は縦半分に切ってから小口切りにし、水にさらして水気を切る。

【2】鍋にだし汁2と1/2カップを入れて中火で煮立て、みそ大さじ1を溶き入れる。納豆を加えて混ぜ、オクラを加えて火を止める。器に盛り、みょうがをのせる。

薬膳Point

オクラの粘り成分が胃の粘膜を保護。腸活食材の納豆と組み合わせて。

関連キーワード