
七月場所〈名古屋場所/IGアリーナ(愛知国際アリーナ)〉に向けて稽古を重ねる力士たちの頑強な体を支えているのは、具だくさんの「ちゃんこ鍋」。江戸時代から続く名門・伊勢ノ海部屋の「ちゃんこ鍋」には、暑さに負けない元気のヒミツが!
※材料の分量は相撲部屋で作られているものを家庭用にアレンジしたものです。味つけなどは好みで調整してください。
ちゃんことは…
「ちゃんこ=鍋」というイメージが強いが、相撲部屋で力士が食べる食事全般を指す。朝稽古の後と夕食の22食が一般的で、ちゃんこ長と呼ばれるリーダーを中心に部屋の力士が当番制で作ることが多い。
伊勢ノ海部屋
江戸時代から続く名門。現在は東京・千石にあり、師匠は元幕内・北勝鬨の伊勢ノ海親方。現在は幕内・藤ノ川、十両・錦木を含む12名の力士が在籍。

夏こそ熱い鍋を食べて汗とともに疲労を流す!
伊勢ノ海部屋の朝の稽古後のちゃんこは、ちゃんこ長の序ノ口・京の里が作る。
「朝は8時から稽古が始まり、終了後の11時半には食べ始められるように準備します。メニューは全面的に任されているので、栄養のバランスを考えながら決めています。
部屋には200年以上前から伝わる『ソップ炊き(鶏がらスープを使った濃いめの甘辛味のちゃんこ鍋)』もありますが、スーパーで買える食材や調味料を使った家庭料理も多いですよ。夏は、辛味やスパイスが効いた料理が好まれますね」(京の里・以下同)
カレーちゃんこ
鶏がら&牛骨スープにカレー粉をプラス

材料(4~5人分)
鶏もも肉2枚(500g)、大根1/4本、にんじん小1本、ピーマン2個、えのきたけ1/2袋、しめじ1袋、小松菜1/2束、キャベツ1/4玉、にら1束、油揚げ1枚、水5カップ
A
【鶏がらスープの素・牛骨スープの素(ダシダ)・ウスターソース、トマトジュース(無塩)・砂糖各大さじ1、みりん1/4カップ】、カレー粉大さじ1〜2
作り方
【1】ピーマンは細切りにし、他の食材は食べやすい大きさに切る。
【2】鍋に鶏もも肉と水を入れて中火にかけ、アクを除く。鶏肉に火が通ったらAを加えて混ぜる。
【3】大根とにんじんを加え、ひと煮立ちしたらピーマン以外の食材を加えて加熱する。
【4】野菜に火が通ったらカレー粉を加えて味を調え、ピーマンを加えて火を止める。

「途中まで仕上げておき、火の通りやすいきのこや野菜類を食べる20分前に投入すれば、食感が絶妙なできたて鍋が食べられます」と京の里。

カレーが苦手な京の里が、他の部屋のちゃんこ長たちのアドバイスを元に完成させた新作鍋。ピーマンのシャキシャキ感がポイント。「カレー粉は最後に少量入れるだけ」と京の里。

