わかめ。つい最近、この地味な海藻の力を見せつけられたことがあったの。田舎の母親が、町のイベントで売ろうといつも食べているわかめを仕入れたのはいいけど、量を間違えた。仕方がないから、身内、親戚に配った。
「あまりの量に、朝に夜にわかめを食べてるんだけど、いやいや、ビックリしたなんてもんじゃないわ」
電話でそう報告してきたのは、「週に2回お通じがあればいいほう。子供のころからそうだよ」とシレッとした顔で言っていた親戚のМ子(57才)。わかめを食べ出したら、毎日、きちんきちんと出るんだって。
「そしたらお肌もきれいになって、むくみも消えたの。うそだと思ったら、通常の倍の量のわかめを食べてごらんって」
ええ、やりましたとも。何せ、母親のおかげでわかめは冷蔵庫でうなっているもの。まずは豆腐のみそ汁にドカン、カップラーメンにもドカン。それから、きゅうりとわかめの酢の物をドカン。
そうそう。酢の物を簡単においしく作るコツはね。納豆についているタレで味付けして、酢を「おッ!」というくらい入れること。納豆のタレって、納豆にかけると独特のだしがどうかと思うけど、煮物とか料理に使うといい仕事するよ。
ペコペコのお腹が、豆腐とわかめのみそ汁でストンと落ち着いた後で、酢の物をむしゃむしゃ食べると、あら不思議。けっこうな満足感で、ご飯に手が伸びないんだよ。
ネットで調べたら、わかめには、高血圧の予防をしてくれるカリウム、鉄分、カルシウムがたっぷりだそう。代謝がよくなって、ぜい肉もドカンと消えるかもね。
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オバ記者(野原広子)
1957年、茨城県出身。『女性セブン』での体当たり取材が人気のライター。同誌で、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。
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