
人生の節目を前に、ご公務の幅を一段と広げられている悠仁さま。一方、そのキャンパスライフを支える茨城県警のトップには、出世街道をひた走るエリートが新たに就任した。人事から浮かび上がる、警察組織の“思惑”とは。
待ち受ける重要ミッション
《さまざまな立場で両国関係に尽力している方たちとも交流をすることができ、印象深く、かつ、有意義な旅となりました。20年の時を重ねてきたことを思うと、私たちにとって、パラグアイは大変思い出深い地となったと申せましょう》
8月26日、パラグアイご訪問を終えた秋篠宮ご夫妻は、旅の所感を綴ったお言葉を宮内庁のホームページに寄せられた。
「5日間の滞在中、ご夫妻は2つの移住地を訪ね、日本語学校の視察や日本人移住者と交流されました。紀子さまは訪問先でとても熱心にお写真を撮られていたそうです。20年前にも同国を訪れている秋篠宮さまは記憶を遡りながら、感慨深そうにうなずかれる場面が多く見受けられたと聞いています」(宮内庁関係者)
そんな秋篠宮家の長男で、現在筑波大学に通う悠仁さまは、9月6日に20才の誕生日を迎えられる。
節目のお誕生日を前に、8月7日には宿泊を伴う初めての単独公務で広島県をご訪問。平和記念公園に供花された後、キャンプ大会『日本スカウトジャンボリー』に参加された。同世代のボーイスカウトの隊員たちと協力しながら屋外で豚汁を調理したり、自ら設営したテントに宿泊したりと非日常の時間を過ごされた。
「秋篠宮家に仕える皇嗣職が一丸となり、現地でどんなメンバーと、何を作るかまで綿密に練り上げたそうです。また、行事の開会式では、直前に起きた熊本地震の被災者にも触れながら、お言葉を堂々と述べられていました。今年3月、紀子さまと北海道を訪問されたときは、かるたを読み上げる形で、ご公務では初となる肉声の披露がありましたが、今回は少し長めのお言葉。事前に紀子さまと熱心に練習を重ねて臨まれたようです」(皇室ジャーナリスト)
充実した10代に別れを告げるこの秋、あくまで学業を優先しつつ、少しずつご公務の幅を広げていかれる方針だという。
「悠仁さまは皇族方の中でももっとも多くのご公務をこなされる秋篠宮ご夫妻のなさりようをよくご覧になっています。次代の天皇である悠仁さまは、同世代の愛子さまに比べて、在学中からより積極的にご公務にお出ましになっており、若く溌剌としたプリンスへの注目は日増しに高まっています」(前出・皇室ジャーナリスト)

悠仁さまは現在、秋篠宮邸のある赤坂御用地とは別に、筑波大学の近くに生活拠点を置かれている。そのつくば市を管轄地域に持つ茨城県警では最近、ある重要な人事異動があった。
「8月24日に茨城県警のトップである本部長に、前警察庁刑事企画課長の中山仁さんが着任したのです。就任会見で『安全安心を実感できる茨城の確立のため、職員とともに全力で職務にあたる』と強調した中山さんは、昨年からプライベートでも茨城を訪れるなど、準備万端の様子だったとか。悠仁さまが筑波大学の学生の間は、この中山体制のもとで警備に取り組むことになりそうです」(前出・皇室ジャーナリスト)
東大法学部出身のエリート官僚である中山氏がこれだけ前のめりなのは、当然、悠仁さまの警護強化という重要ミッションが待っているからだ。
「中山さんはどんなに忙しいときでも、コーヒーを一杯飲んでから上司への報告に席を立つなど、余裕を持って仕事をこなす秀才タイプ。元警視総監で、現在は秋篠宮家の側近である吉田尚正皇嗣職大夫も『彼なら大丈夫だ』と納得の人材だそうです。
そもそも刑事企画課長といえば、全国の刑事警察の司令塔であり、警察庁の中でも出世コース。警察庁長官を経て官僚の最高位である内閣官房副長官に就任した栗生俊一さんや露木康浩さんも経験したポジションです。もちろん、中山さんも将来の警察庁長官や警視総監の有力候補ということ。
さらに警察官僚の中には、警視総監を経て宮内庁長官を務めた西村泰彦さん、それからやはり警視総監から皇嗣職大夫となった吉田さんのように、幹部から宮内庁に転身するケースも多くみられます。今回の人事は、将来的に秋篠宮さまや悠仁さまのお側で仕えることを想定した“顔つなぎ”という意味合いも込められているのでしょう」(警察関係者)