健康・医療

【名医たちが食べている“最強の健康朝食”】特に意識すべきは「たんぱく質を摂ること」 効率的な栄養摂取とともに、さまざまな疾患リスク低下の効果も

食事する女性
名医たちが口を揃えるのは「朝食の重要性」だ(写真/PIXTA)
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 朝食は健康の要──それはわかっていても「何を食べればいいのか」「どれくらい食べるのが正解か」はなかなかわからない。名医がこだわりを持って食べる朝食を参考にすれば、一日を元気に始められ、健康長寿にぐっと近づく。【前後編の前編】

体を活動モードに切り替えるための最初の食事

 年を重ねてもなお健康に元気に過ごすための生活習慣として、名医たちが口を揃えるのは、「朝食の重要性」だ。

「朝食は単にお腹を満たすだけではありません。睡眠中の長い絶食時間を終え、体を活動モードに切り替えるための最初の食事で、それゆえ一日でもっとも大事なのです」

 そう話すのは医療法人康梓会SAWAKO CLINIC x YS統括院長の日比野佐和子さん。特に女性は、加齢とともに朝食の重要度が増すという。

医療法人康梓会SAWAKO CLINIC x YS統括院長の日比野佐和子さん
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「50~60代になると、若い頃と同じ食事をしていても筋肉がつきにくくなり、筋肉量が減少しやすくなる。朝食は効率的に栄養を吸収できるためエネルギー補給だけでなく、水分やたんぱく質、食物繊維、ビタミン・ミネラルといった必要な栄養素を摂る意識を持ちましょう」(日比野さん)

 イシハラクリニック副院長の石原新菜さんも続ける。

「脳に必要な栄養素を届ける意味でも朝食は大事で、集中力アップにも欠かせません」

イシハラクリニック副院長の石原新菜さん
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 果たす役割は効率的な栄養摂取だけではない。朝食をとるべき理由として「疾患リスク」を挙げるのは、戸田整形外科リウマチ科クリニック院長の戸田佳孝さんだ。

「順天堂大学の研究では、朝食の回数が週4回未満の人は、夜型の生活パターン、睡眠の質の低下、うつ傾向、間食が多いなど、生活習慣の乱れを起こしやすいことが報告されています。

 また、大阪大学の研究では、1週間あたりの朝食回数が少ないと脳卒中のリスクが上がることがわかりました。さらに、アメリカでは朝食を抜くと心筋梗塞の罹患率が27%以上も高く、糖尿病の発症リスクが21%上昇するという論文も発表されています。“朝食を抜かない”は、誰でもできる病気の予防法なのです」

戸田整形外科リウマチ科クリニック院長の戸田佳孝さん
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 京都府立医科大学教授の内藤裕二さんは「体内時計をリセットする」と話す。

「私たちの体は体内時計という周期に基づいて動いていますが、その周期は24時間よりも少し長いため、放置していると少しずつ実際の時間とのズレが生じてしまう。朝決まった時間に食事をすることで体内時計がリセットされると、睡眠の質の向上、代謝アップ、生活習慣病のリスク低下などさまざまな健康効果につながります」

京都府立医科大学教授の内藤裕二さん
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 もちろん生活パターンは人それぞれで異なる。スワンクリニック銀座院長の福澤見菜子さんが言う。

「朝の7~8時の間に食べなければならない、といったように厳密に考える必要はありません。生活リズムに合わせて、無理なく続けられる時間に食べることが大切です」

スワンクリニック銀座院長の福澤見菜子さん
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 起床してから2時間以内に食べるリズムをつくろう。

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