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ヨガで8kg減!「美腸ヨガ」開発者・渡辺美保さんの【美痩せ習慣】

インストラクターやモデルなど“美と体に関わるプロ”が実践するメンテナンス術をマネして自分磨きに取り入れたい!

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今回は、ヨガ・体操のインストラクターで腸セラピストでもある渡辺美保さんが登場! 彼女は、フィットネス企業「JOIN HANDS株式会社」のオリジナルヨガプログラムの開発に参画。そこでヨガとセルフ腸マッサージを組み合わせ、心とお腹を緩めて腸内環境を整える「バウエルセラピーYOGA(美腸ヨガ)」を完成させ、「ティップネス丸の内スタイル」などで指導を行っている。

44歳とは思えない、美肌とスタイルをキープしている渡辺さん。実は、20代の頃は今より8kg太っていて、世の中のありとあらゆるダイエットを試し、それに数百万円ほど投資するも失敗を繰り返していたそう。

そんな中ヨガに出合い、8kgの減量に成功。また美腸ヨガを始めてからは、さらに体脂肪率が落ち、便秘の改善、日光アレルギーで弱かった肌も良くなったのだとか。そんな彼女が実践している、健康で美しいボディを保つ【美痩せ習慣】とは?

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WORKOUT/日常生活の合間に腸マッサージ

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基本は、レッスン以外にも最低、週に3回はスタジオに行ってヨガの練習をし、月に1、2回ほどピラティスをしています。今は普通のヨガにプラスして、美腸ヨガも取り入れていますよ。

ヨガのインストラクターになってから体重が5kg落ち、体脂肪率も12%ぐらい落ちました。運動量自体もそうですし、ヨガは心を整えてくれる効果が高いので、ストレスによる過食がなくなったことが大きいと思います。

実は先月、けがをして1か月間ヨガがほぼできなかったら、3kg太っちゃったんです。ヨガをしないと、ちょっとしたイライラやストレスが溜まった時に食べがちになって…。あっという間に体重って増えるんだって実感しました(笑い)。今はヨガがない生活は考えられないですね。

また、美腸ヨガの腸マッサージはいつでもできるので、夜にお布団の中でなど合間を見て、毎日お腹は触っています。寝る前にやると、眠りが深くなって不眠症の改善にもつながりますし、疲れが取れやすくなります。

あとは本当にちょっとしたことなのですが、必ず朝起きたら窓を開けて、伸びをして体をねじります。基本、私は我慢が嫌い、努力が嫌いなので、楽にできてキレイに健康になれたらといいなという思いがあって(笑い)。いざ運動しようと思うと面倒に感じるので、日常生活の中でながらでできる運動を取り入れています。

例えば、ドライヤーで髪を乾かす時に青竹踏みをしたり、信号待ちの時に指ヨガをやったり。あとは、大股で歩く。そうすると代謝が上がって、足の筋肉がしっかりできるのと、太りづらい体になりますよ。

FOOD/発酵食品&お肉で腸内改善

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酢や発酵食品をよく食べるようにしています。毎日欠かさず摂るヨーグルトをはじめ、キムチ、甘酒、お漬物とか。あと、キャベツを発酵させたザワークラフトも大好きでよく食べますね。

発酵食品は昔から好きだったのですが、意識して摂るようになったのは、腸セラピストになった2年前ぐらい。美腸ヨガもそうですが、発酵食品は腸内細菌のバランスを整えるといわれていて、便秘が一切なくなりましたし、肌は水分量や油分量を測るとすごくいい結果が出るようになりました。普段はほとんど化粧をせず、日焼け止めくらいですが、これも腸内環境がなせる技だと思います。

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また、太らないためにもタンパク質をしっかり摂りたいので、お肉もよく食べます。赤身のお肉を中心に豚肉などなんでも食べますが、中でもよく食べるのはラム。ラムは脂肪分が少なく、脂肪を燃やしてくれるカルニチンという栄養素が多く含まれているんです。

食べ方は、発酵食品でもある塩麹に漬けて、そのまま焼いて食べることが多いですね。塩麹に漬けるとお肉が柔らかくなるし、味つけも簡単。漬けたものを冷凍しておけば、食べたい時に解凍してすぐ食べられるのでオススメです。

そして私が食事で一番大事にしているのは、好きな物を我慢しないこと。昔、ダイエットをしている時は、甘い物を我慢してストレスを溜め込んでいて…。でもヨガを始めてから、甘い物を食べても痩せられるようになりました。今はお酒も飲むし、大好きなチョコレートやアイスクリームも欠かしません。

BEAUTY&FASHION/エア「あいうえお」で顔のたるみ防止

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化粧水を顔だけではなく、全身につけます。愛用している化粧水は、ドラッグストアに売ってる、安くて量の多い「ハトムギ化粧水」。お風呂から出たら、それを顔や体につけて、乾燥を防ぐココナッツオイルを塗ります。あと、ドライヤー中にコットン化粧水パックをし、その上に100円ショップで売っているシリコンマスクでカバーし完了です。マスクは最近始めましたが、しっとり度が違いますよ。

それと顔がたるまないように、「あいうえお」を言って顔の筋肉を動かしています。声は出さずにエアで“あ”から“ん”まで50音を言うだけですが、すごく効果ありますよ! ほかに顔ヨガを取り入れて、口を膨らませたり、すぼめたり、舌を回したり。コリがほぐれますし、リフトアップするので顔全体がスッキリします。

BODY&MIND/現状から目をそらさず、自分を受け入れる

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20代の頃は老け込んでいて、不健康な感じでした。昔の写真を見てみても、10年前のほうが老けていて(笑い)。40代になった今のほうが、若々しくなったと思います。

私の周りにいるヨガのインストラクターの方たちって、皆さん若々しいんです。それは、自分と向き合うことから逃げてないからかなと。苦しいことはたくさんあるけど、自分から目をそらさないことが、健康にも美容にも大事だと思います。私も昔は逃げてばかりで。でも体や心は誰かと交換はできない。それなら自分のことをもっと大事にしてあげなきゃって、40代になってから気づきましたね。

頑張らなくていいし、そのままでいいんです。昔、ある人から「人はそれぞれ持っているものが違うから、やりたくないことはやらなくていい」って言われて。できないことを無理してやるよりも、好きで楽しめることや得意なことを追求していけたらいい。あとは、できないって素直に言えないとダメ。できないのにやろうとするから失敗するし、そうすると周りも「やれるって言ったでしょ!?」ってなってしまう。最初から手伝ってくださいって素直に言えたらいいんです。

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「背伸びするんじゃなくて、自分を見つめて、そこと向き合っていく」というのは、ヨガの教えにもあるんです。私は昔、芸能界にいたのですが、その頃はいつも誰かと比べて、つらくて泣いてばかりだった。でもヨガと出合い、生きにくくしていたのは自分だって気づいたんです。

私は身長が150cmなんですが、レッスンが終わって生徒さんと並ぶと、「小さいですね」と言われることが多くて(笑い)。でもそれは多分好きなことをして、みんなの前にいる時って大きく見えるのかなって思うんです。昔は小さいことがコンプレックスでしたが、今は「私大きく見えるでしょ?」って胸を張って言える。そんな風にコンプレックスを自分の自慢に変えられたのは大きいですね。

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今回のスリム美人:渡辺美保さん

わたなべ・みほ。ヨガ・体操インストラクター、腸セラピスト。ヨガ指導歴11年。高校在学中、歌手デビュー。その後、作曲家として、アジアのアーティストに楽曲提供したり、ゲームのイメージソングやジングルなどを手掛ける。同時に子供へのダンス指導や振り付けなどの仕事も。10年ほど前、大けがをしたのをきっかけにヨガの道へ。ヨガを学ぶのと同時にヨガクラスを指導することになり、全米ヨガアライアンスを取得。流派にとらわれず、健やかな体作りのための学びを深めている。現在は、都内スポーツクラブや区民講座、サークルなどで指導。国立博物館や夢の島陸上競技場など今までにない場所でのヨガイベントを開拓し、担当。2009年より「美保ヨガ」主宰。

撮影/今井裕治

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