うっかりしていたら、もうすぐ季節は夏本番。紫外線に汗、皮脂によるメイク崩れと、気候とは裏腹に女子は過ごしにくくなってしまう…。
そんなお悩みを解決してくれるのは、お高いスキンケアアイテム? それともメイクテクニック…?
そこで、美容迷子になってしまった編集Oと美容ライターKが、化粧品メーカーの老舗「綺羅化粧品」さん協力のもと、プロのヘアメイクさんに師事! メイク崩れしない技を伝授してもらってきたので、以下ご参考に。
* * *
【1】化粧水はケチらずにたっぷり!
メイク崩れを防ぐために大事なのは、土台作り。それもメイク下地や高保湿クリームではなく、水分=化粧水の量が肝心!
「洗顔後、化粧水は2回塗布することをおすすめします。1回の目安は500円玉ほどです」と「KIRA(キラ) メイクアップ&エステティック」店長の井上絵里奈さん。
このとき、保湿力のある化粧水を選んでケチらずしっかりと浸透させて。そしてメイクに入る前には、いつものスキンケアアイテムを導入する。下地(日焼け止め)に入る前に肌が“ペトッ”としていたらOKサイン。これだけでメイクキープ力がダントツでアップするそう。
化粧水を塗布するとき、過度なタッピングは肌を傷めてしまう。また、肌の上で指を往復させると摩擦が起こり、肌の負担になってしまうのでこれもNG。
乾燥しやすい頬から額は手のひら全体でおおうように、顔の中心から外側へと馴染ませながら軽くタッピングをしていく。鼻や目元の細部には指の腹で丁寧に塗布すること。アゴ、フェイスライン、首も忘れずに。
化粧水が終わったら手持ちの乳液やクリームを塗ろう。「綺羅化粧品」では、天然スクワランの化粧用油「キラエモリエントエッセンス」を化粧水に混ぜ、乳液として使用するのを推奨。
【2】日焼け止めは“点づけNG”!
日焼け止めを塗るときに気をつけたいのが点づけ。なんとなく塗ると予想する個所にクリームを置いて全体に伸ばすという手法は一般的だけれど、実はNG。
この塗り方はムラになってしまうだけでなく、皮膚への摩擦も起こすので、かえって逆効果になってしまう。
正しい付けかたは、まクリームを手に取り手のひらでまんべんなく伸ばす。
「まずは日焼けしやすい頬や額からなめらかに伸ばし、鼻や小鼻、目元、口元の細かい箇所は指の腹を使い丁寧に塗っていきます。このときもフェイスラインや首も忘れずに」(井上さん。以下、「」同)
そのあと、赤みが気になる個所にコンシーラーを入れる。手を使うと余分な皮脂が顔についてしまうので、コンシーラーはスポンジで軽く叩くようにして塗る。夏場は、一度氷水につけたスポンジから水分を絞って使用するのもいい。これでメイク下地は完了。
「このとき、SPF・PA効果のあるコンシーラーをつけると一層の紫外線防御になりますよ」
【3】リキッドよりもパウダー仕上げが◎
仕上げは、度数が低くてもSPFの入ったパウダーを使って。夏メイクというと、リキッドファンデのほうが崩れにくそうなイメージがあるけれど、たっぷり化粧水や日焼け止めなど一連のテクニックを実行していれば問題ナシ。ここからあれこれとプラスしていくと、かえって崩れやすくなってしまう。
一度にたくさんのパウダーをとって、肌にのせてしまうとムラのもとに。パフにパウダーをつけたら、なじませるように動かして余分な粉を落としてから肌へのせるのが◎。厚塗りはメイク崩れにつながるので、薄づきを意識して。
「今回は『綺羅化粧品』の『キラ プレミアムパウダーEX』を使ったので、肌をポンポンとたたいたりせずに、顔全体にクルクルと円を描きながら、パフを滑らせるようにしてのせています」
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夏メイク崩れを防ぐスキンケアは、とにかく水分量の多さがカギになる。自宅にいるときは、普段から素肌に化粧水を入れるクセをつけるくらいでも、決してやりすぎにはならない。
それ以外で紹介した、点づけや肌の摩擦NGは1年中のメイクに適用されるものなので、ぜひ覚えておいて。メイク崩れ知らずなうえに、持ち歩くメイク道具も減るので一石二鳥になるはず!
監修:井上絵里奈
東京・銀座にある「KIRA(キラ) メイクアップ&エステティック」で店長を務める。ヘアメイク歴17年。
撮影/生熊友博
【データ】
綺羅化粧品「KIRA(キラ) メイクアップ&エステティック」
住所 :東京都中央区銀座8-9-15 JEWEL BOX GINZA(ジュエル・ボックス銀座) 6F
電話 :03-6254-3131
営業時間:12:00〜20:00 土10:00〜18:00 日祝休
http://www.kira.co.jp/index.php
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