
2021年10月に結婚した小室圭さん(33才)と眞子さん(33才)のもとに新しい命が誕生した。結婚に至るまでには、数々の苦難を乗り越える必要があった2人。眞子さんの出産は、どんな変化がもたらすのか。【全3回の第3回】
「私は圭をこう育てた」
元皇族の出産は2024年5月の守谷絢子さん(34才)の第3子出産から1年ぶりとなる。
「高円宮家の三女である絢子さんは2018年に日本郵船社員の守谷慧さんと結婚し、翌年に第1子を出産しました。当時、元皇族の女性の出産は故三笠宮の次女・千容子さん以来、約30年ぶりでした。さらに絢子さんは2022年に第2子を出産。民間人とはいえ絢子さんの妊娠は慶事として、マスコミで広く報じられ、出産後は宮内庁から性別や病院、出産時間までもが詳細に発表されました」(皇室記者)
眞子さんの子供は上皇ご夫妻の初ひ孫、秋篠宮ご夫妻の初孫となる。さらに天皇皇后両陛下にとっても初めての姪孫という皇室にとって明るいニュースとなる。
「しかし、眞子さんの出産がこれまでのように公表されるとは限りません。絢子さんの出産公表は高円宮妃久子さまのご了解があったはずですが、眞子さんの結婚を“類例を見ない結婚”と表現し複雑な感情を見せた秋篠宮さまが、どうご判断されるか……。
眞子さんの妊娠や出産を公表すると『孫ができたからといって、あの結婚をなし崩し的に認めるのか』と秋篠宮家に逆風が吹くことも想定されます。宮内庁としても積極的に公表をすすめることはないでしょう」(前出・皇室記者)
小室さん夫妻の結婚は、それほどまでに眞子さんと秋篠宮家及び皇室との間に溝を作ってしまった。
「(小室)佳代さんの金銭トラブル発覚後、秋篠宮さまは会見で小室さんのことを『夫の方』『娘の夫』と表現され、名前すら呼ばなくなりました。一方、結婚を反対されたと感じた眞子さんは皇室と“縁を切る覚悟”で家を出てアメリカに渡りました。結婚から3年半経過しましたが、一度も帰国することなく、両者の関係が修復する兆しは見えません」(前出・皇室記者)

複雑な思いを抱くのが紀子さまだ。皇族方は、身の回りの品々を区別する目印として、それぞれ「お印」を定められており、木香薔薇は眞子さんのお印だった。娘の結婚後、紀子さまは2度にわたって「木香薔薇」を愛でるメッセージを綴り、さらに昨年9月の誕生日会見ではこう綴られた。
《この暑い季節を、長女の眞子はどう過ごしているかしら、元気にしているかしらと思い、遠く離れた場所に暮らす娘のことが心のどこかに感じられます》
だが、この心遣いが図らずも娘との「距離」を示した。
「いまも紀子さまは眞子さんと直接連絡を取ることができず、必要があるときは、小室さん夫妻とつながっている秋篠宮家の次女・佳子さまを頼られているようです。妊娠の件についても、秋篠宮ご夫妻が直接眞子さんから報告されることはなかったと聞きます。
眞子さんには言葉の問題も含めて海外での出産に不安もあったでしょう。でも、帰国して出産する選択肢はなかったようです。アメリカで生まれた子供は米国籍を取得できます。その子が21才になれば両親も永住権の申請が可能となる。それは小室さんと眞子さんが最も望んでいるもののはず。実母の助けを借りず、慟哭しそうなほどの不安を抱えたまま分娩室に入ることを決意したのです」(小室家の知人)
他方、小室さんの母である佳代さんには直接おめでたの報告があったようだ。佳代さんの知人が言う。
「妊娠がわかった早い段階で圭さんが直接報告したそうですが、彼女は一緒に住んでいる父親の介護もあり、日本を離れられませんでした。佳代さんは2月に自伝本を出版しましたが、そこには渡米して出産や育児を手伝えない代わりに、『私は圭をこうして育てたのよ』と眞子さんに伝える意味も込められていたはずです」