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61歳オバ記者、“月曜断食”で11kg痩せたら「病気?」と疑われる

昨年、“月曜断食”に挑戦して7か月で11kg痩せたオバ記者。

オバ記者こと野原広子
写真4枚

「痩せてキレイになったね」と言われる一方で、ネガティブな声も聞こえるようになったとか。連載132回目のテーマは「オバさんがキレイに痩せるには?」です。

* * *

「ねぇ、どっか悪いの? 私らの年で急に痩せたら、とりあえず病院に行って検査したほうがいいよ」

“月曜断食”で11kgの減量に成功したと喜んでいたら、ときどき心配そうに顔をのぞく人がいる。「いやいや、病院で大デブから小デブになれと言われたから、必死になって痩せたんだって」と言うと、「そうなんだ」と一応は納得するものの、別れぎわに、「ちょっと変だと思ったら病院だからね」と念を押されたりして。

「“月曜断食”ってどんなことをしたの?」と聞かれ、「月曜日は水だけ飲んで断食。火曜から金曜日はゆるい糖質制限。土日は、毎食好きなものを握りこぶし2個分までOK」とザ~ッと説明すると、「ふ~ん。気をつけてね」って、まるで私がマルチ商法か、おかしな宗教にハマっているような目で見られるの。

切り札はビフォーアフター写真

オバ記者のビフォーアフター写真
写真4枚

シャクに障るから、「これでも太っていたほうがよかったと思う?」と、切り札のビフォーアフターの写真を見せてやるの。効果絶大。身を乗り出して大笑いして、「で、前は何kgだったのよ? あはは。ああ、おかしい」だって。誰が言うか!

とはいえ61歳。髪の毛の立ち方がちょうどよかったり、ぐっすり寝たのに運よくシーツのシワが顔につかなかった朝は、「あら、私ってけっこうイケてるかも~」と思う日もあるにはあるのよ。でも最近は人に言われるまでもなく、エレベーターの鏡に映る自分の顔から目を背ける日も多くてね。特に両目の下にハの字シワがくっきり刻まれたりすると、「トシ」という二文字がズシリと胸に響いて、朝から気分悪いったらありゃしない。

でも誰が何と言おうが、やっぱり痩せてよかったと思うことのほうが圧倒的に多い。たとえば、前回も書いたけど、今年のパンツはLサイズ! 去年の年末からユニクロのパンツがXLからサイズダウンしたの。これがどれだけうれしいか…。

ユニクロのパンツがサイズダウン!

オバ記者
写真4枚

季節の代わり目には必ず顔を出していた近所のユニクロで、数年前からレディースコーナーはあきらめていたんだもの。ニット類ならXLで着られたけど、シャツは胸のボタンが止まらない。おっぱいが大きくなったというより、背中が丸くなるほど“背脂”がついていたのよ。

パンツにいたっては「ンッ!」と気合を入れてお腹を引っ込めて、やっとホックが留まるかどうか。さすがにホックを壊してパンツの弁償をしたことはないけど、試着は自虐でしかなかったんだって。

そんなこんなで、レディースコーナーは見なかったことにして、メンズの中から着られそうな服を物色しだしてね。「ユニクロで買ったってバレたくなくてメンズにしてるの」って強がってたところでむなしいのなんの。

オバ記者
写真4枚

それが今はLサイズ。去年まではいていたパンツは、腰がズリッと落ちて気持ち悪くてはけないし、コートは腕回りがぶかぶかで借り物みたい。

「合わなくなった服は、一刻も早く捨てたほうがいいよ。また着られる日が来るかも、なんて思ったら負け。捨てて捨てて捨てまくっちゃえ!」と、2サイズダウンした友達に発破かけられてね。ごみ袋5つ分、捨てたわよ。

と、それはいいんだけど、今後の課題は筋肉をつけること。太ももの内側や、二の腕は脂肪を失った厚めの皮がプラプラとしていて、かっこ悪いなんてもんじゃない。私の目標とする“シュッとしたイケてるおばさん”になるには、半袖Tシャツがキレイに着られて、できれば人前にさらせる膝もほしいなぁ。

差し当たり、通勤で毎日片道18分、速足で歩いているけど、さて、次は何しようかしら?

オバ記者(野原広子)

1957年生まれ、茨城県出身。体当たり取材が人気のライター。さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。

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