62歳オバ記者、トマトにハマる「リコピン、いい仕事するね！」

ジメジメした梅雨の影響で体の調子を崩す人が増えているけれど、それはこの人も同じだった。

62歳オバ記者も気分と体調が沈み気味だという。そんなとき、見つけたのは新鮮なトマトだった。連載152回目となる今回は、オバ記者がトマトにハマる日々を綴ります。

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梅雨明けしたら灼熱地獄。それはそれで困るけれど、しかし今年の梅雨は長すぎやしないか？　体がどろ～んと重だるくてダイエットどころじゃないって。タテのものをヨコにするのもイヤ。先日はとうとう一日ベッドから出られなかったもんね。

そもそも低気圧が近づくと体調が悪化する“気象病”のケがあるから、こんなことが年に数回ある。けど今回、ちょっとこれはマズイぞと思ったのは、食欲が落ちたからなの。特にご飯、パン、うどん、ラーメン。炭水化物類が重すぎて食べる気がしない。糖質制限でガマンして食べないことは何度もあったけど、体が欲しがらなくなったのは初めてよ。で、食べたいのは豆腐に納豆、卵焼きとサラダ。

ベッドから這い出して食べられるものを食べて、まだ寝て。こんな一日を過ごした翌朝、体重計に乗ったらなんと、1.6kg減！　うれしい？　それはそうなんだけど、このまま動かない体を放っておくのは怖いもの。ちゃっちゃと着替えをバッグに詰めて、つくばエクスプレスに飛び乗ったわよ。

トマトの効果を実感！「体に芯ができる」

目的は茨城産のトマト。トマトを朝、こぶりのなら一個、大きいのなら半分、粗塩をかけて食べると、ふにゃふにゃしていた体に、たちまち芯ができるというのが私の実感ね。調べてみたら、トマトに含まれているリコピンがいい仕事をして、老化防止に免疫力がアップ。髪や、視力、粘膜や皮膚にもいいんだって。

だけど問題はその味なんだよね。トマトほど口に入れたときに、うまい、まずいがはっきりする野菜もないと思わない？　トマト好きな私でも、東京のスーパーのは一回は食べられても二回続くのは嫌だなというのがほとんどよ。

茨城のトマトが他県と比べて特においしいかどうかはわからないけど、茨城の実家の近くなら、朝収穫したトマトを売っているところを知っているのよ。実家から原チャリで20分ほど走ったところにある野菜直売所『あけのアグリショップ』。ここでトマトを買うために東京から2時間半からヘタすれば３時間かけて実家に帰るというのも、酔狂な話だけど、体が勝手に動いちゃうんだって。