これまで「痩せる!」と周囲に言いながら、「夜中のケーキどか食い」「連日のヤケ酒」「運動習慣ゼロ」という生活を続けていた編集者A子(34歳・独身)。このままいけばデブ街道まっしぐら。だが、そんな自堕落な生活から抜け出すためRIZAP(ライザップ)に入門し、5か月に及ぶ奮闘の結果、16kgの減量に成功した!
A子はいかにして“結果にコミット”したのか? A子の「痩せる痩せる詐欺」を間近で見てきたライターFが汗と涙のガチダイエットをウォッチング。
第6回目となる今回は、68.8kgから58.8kgに体重を落とした 2〜3か月目のトレーニングの記録をお届けする。
→連載1回目|カウンセリングで典型的デブ生活卒業を誓う!
→連載2回目|初の低糖質食生活で覚醒!?
→連載3回目|体が硬すぎて基本トレーニングもできず
→連載4回目|減量成功のカギはスクワット
⇒連載5回目|ストレス爆発でトレーナーと大喧嘩!?
姿勢改善のため背筋トレーニング導入!
2か月目、担当トレーナーの星野豊さんに慣れないダイエットのストレスを大爆発させたA子。そのおかげもあり、心なしかすっきりした表情を向けてくる。
体が硬すぎるA子は、相変わらず美脚プログラムと筋トレに励む日々が続いている。2〜3か月目にはいると、当初から指摘されていた姿勢の悪さに着目。そんな姿勢改善のため、背筋のトレーニングを積極的に取り入れることに。
さらに、「A子さん、職業柄肩こりがひどいということなので、肩甲骨周りを動かすトレーニングも行いましょう」と星野さん。こうしてこの時期になると、マシンを使うシーテッドローとラットプルダウンも頻繁にトレーニングに組み込まれた。
●シーテッドローのやり方
【1】サドルバーを握り、軽く膝を伸ばした状態で骨盤をしっかり立てて座る。
【2】胸を張り広背筋を意識し、おへそに向かってバーを引き寄せる。
【3】ゆっくりバーを戻す。
【4】【1】~【3】を20回×3セット繰り返す。
●ラットプルダウンのやり方
【1】バーを握り、しっかりと腰をかける。
【2】状態を少しそらしたら、肩甲骨をしっかり落とす。
【3】小指と薬指を使い、胸に向かって引き寄せる。
【4】【1】~【3】を20回×3セット繰り返す。
星野さんの清々しいお手本とは違い、苦渋の表情で背筋のトレーニングに励むA子。そうした中でも、疲労が溜まったときを見極めて、負荷の重さを調整してくれる星野さん。さすがケンカした仲! ナイスコンビネーションである。
胸筋トレーニングで女性らしいボディに!
「ボディバランスを整えるため、背筋と合わせて胸筋もトレーニングしましょう」
星野さんの女性思いの提案から、トレーニングには、ベンチプレスとショルダープレスも追加された。胸筋を鍛えることで、女性らしいメリハリとしたボディになるそう!
●ベンチプレスのやり方
【1】胸を張ってバーを握る。
【2】息を吸いながら胸の一番高いに向けて下ろす。
【3】息を吐きながら一気に上部に持ち上げる。
【4】【1】~【3】を15回×3セット繰り返す。
●ショルダープレスのやり方
【1】椅子に座り、肩の上にダンベルを構える。
【2】息を吐きながら、頭の上にダンベルを押し上げる。三角を描くように。
【3】息を吸いながら元に戻す。
【4】【1】~【3】を15回×3セット繰り返す。
星野さんの指導のもと、週に3回のトレーニングで下半身の日、背筋の日、胸筋の日と、1日ごとに各部をまんべんなく鍛えることで、2か月目を終えると、体重は7.5kg減の61.3kgになり、見た目にもだいぶ変化が。
全体がバランスよく締まってきて、周りからも「あれ、痩せたんじゃない?」と言われまくり、A子は「体を動かすことが楽しくて仕方ない」と浮かれモード炸裂だ。
デブの魂はなかなか抜けない?調子にのったA子、体重が減らない!
ここで、このまま目標まで突き進むのかと思いきや、やはり数10年間沁みついた“デブ生活”はなかなか抜けなかったのか…。少し痩せたことをいいことに、星野さんに隠れてお菓子をつまみ食いし出すわ、決めていた食事の時間も破り出すわ、睡眠をとらないわと、調子に乗って生活が乱れまくり。
そんな甘えがたたり3か月目にはいった途端、体重の落ちが急にストップ…。3か月目を終えたときには、1か月間で2.5kg減止まり。あと1か月で4kg痩せなきゃならんのだぞ…。大丈夫か、A子…!!!
撮影/黒石あみ 取材・文/船橋麻貴 イラスト/大窪史乃
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