まるでお雛さまのような十二単
令和の「即位の礼」では、古式ゆかしい装束に身を正された天皇皇后両陛下。儀式の中で中心になった「即位礼正殿の儀」では、おすべらかしに宝冠、十二単で横の御帳台に立たれた雅子さまのお姿はまるでお雛さまのよう。来たるべき輝かしい未来に向かって、陛下とともに揃って歩み始められた。(2019年10月22日)
「即位礼正殿の儀」の前に皇室の祖先や神々に即位を奉告される皇居・宮中三殿への参拝。雅子さまがお召しになったのは純白の十二単。表衣の唐衣、5枚重ねの五衣は純白、下衣の裳だけは薄桃色を選ばれるという意表をついたもの。雅子さまの余裕が感じられた。
祝宴の締めくくりに相応しいおめでたい文様の訪問着
祝宴のフィナーレ「饗宴(きょうえん)の儀」では、きらめく訪問着をお召しになった雅子さま。松や亀甲紋などおめでたい文様を日本伝統工芸の粋ともいえる技法でちりばめて乾杯に臨まれた。光沢のある白ベースの着物は、顔映えがよく、雅子さまの笑顔をより引き立て、療養中ということを感じさせないほど明るい印象を与えていた。(2019年10月31日)
愛子さまの洋服とのリンクも注目
大相撲観戦の際は、日本の国技に敬意を表され艶やかなお着物でお出ましに。扇面にあしらわれた春の花々が美しいお着物は、愛子さまのワンピースのクリーム系のトーンと合わせられていた。(1月25日)