食事制限や断食など、大変な食事管理は続かないし、リバウンドのリスクもあって心配。それなら、少しの我慢で無理せず続ける食事術を試してみて。
お腹痩せや下半身痩せに必要なのは大変な筋トレではなく、お尻を整えること。『1分おしり筋を伸ばすだけで劇的ペタ腹!』(学研プラス)では、骨盤矯正パーソナルトレーナーのNaokoさんが確立した整体とストレッチ、筋トレの3つの効果でするする痩せる「おしり筋伸ばし」のメソッドをまとめている。著者のNaokoさん自身も14kgの減量に成功し、42歳ながらB88・W62・H90、体脂肪率19%の美ボディの持ち主。
同書では彼女が提案するダイエット効果アップの期待できる食事術も掲載。食べすぎやどか食いをして後悔してしまう人も、食習慣の改善として取り入れてみて。
成長ホルモンを分泌させるプチ・ファスティング
「おしり筋伸ばし」と合わせて食事にも気を使うと、ダイエットのスピードが加速するそう。Naokoさんがおすすめするプチ・ファスティングは、空腹でいる時間を多めに作ることで、若返りに働く成長ホルモンを分泌させる食事術。空腹時に胃腸を休ませることで、内臓の老化を防ぐこともできるという。
プチ・ファスティングは、何日も断食して空腹に耐えるようなつらいものではないので、実践しやすいはず。続けるための6つのコツをチェック。
◆コツ1 空腹を感じてから30分間何も食べない
大人にとっては若返りホルモンの成長ホルモンは、空腹時に分泌される。空腹を感じたら、30分間食べるのを我慢して、成長ホルモンの分泌を促して。ただし、それ以上空けると血糖値が下がりすぎるので、我慢しすぎは禁物。
◆コツ2 食事のボリュームは昼しっかり、夜軽く
満腹で寝ると、睡眠中も内臓が働き続けることに。朝食はスムージーやサラダなど、生野菜や果物を。昼食はしっかり、夕食は軽く早めにとるという食事サイクルを心がけて。
◆コツ3 ちょこちょこ食べをやめる
ちょこちょこ食べていると、胃腸が休憩できない。帰ったらまず冷蔵庫を開ける、昼12時だから食べるなど、習慣で食べるのをやめ、お腹が空いているときだけ食べるようにする。
◆コツ4 糖質量は全体の50~55%を目安に
栄養バランスは糖質50~55%、たんぱく質と脂質を22.5~25%ずつ摂るのがおすすめ。朝はトースト、昼はラーメン、夜はパスタなど、3食糖質メインの食生活は避けること。
◆コツ5 一口30回よく噛んで食べる
噛んで細かくしてから送り込めば、胃腸の負担は軽減。また、噛むことで唾液が分泌されると、脳の満腹中枢が刺激され、満足度が高まるのが早くなる。
◆コツ6 水&白湯をこまめに飲む
水を飲むと自律神経の交感神経が刺激され、エネルギー代謝がアップ。お湯で洗い物をすると油が落ちやすいように、温かい方が脂肪が溶けやすいので、冷たい水は避け、常温の水か白湯を飲むように。
教えてくれたのは:Naokoさん
なおこ。骨盤矯正パーソナルトレーナー。NaokoBodyworks代表。20代の頃より、肥満をはじめ、肩こり、腰痛、外反母趾など多くの不調に悩まされ、ボディメンテナンスの分野に深く興味を持つ。出産を機にヨガ、ピラティス、整体、エステ手技などを学び、独自のメソッドを開発し、14kgの減量に成功。現在は3人の子供の育児を行いながら、1万人以上の女性にボディメイクやメンタルケアを行う他、後継者の育成指導や企業とのタイアップ商品の開発など広く活動中。http://www.naokobodyworks.com/
【データ】
学研プラス『1分おしり筋を伸ばすだけで劇的ペタ腹!』
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