皇后雅子さまのファッションといえば、気品のあるスカートスタイルが多いが、パンツスタイルも度々披露されている。メンズライクな印象のあるパンツスタイルを、エレガントに着こなす秘密とは? 雅子さまが皇后になられてから見せられたパンツスタイルを振り返ってみた。
白スーツにブルーのストールでシャープな印象
三の丸尚蔵館(東京)「慶びの花々」ご鑑賞の際は、展覧会のテーマに合わせられたのか、全身白のパンツスーツで、シャープな印象。涼やかなブルーの花が描かれているフリンジ付きのストールがより縦のラインを強調し、スタイルのよさが際立っていた。(2019年6月19日)
白パンツにシースルーのストールで涼しげに
毎夏恒例になっている天皇ご一家の須崎御用邸でのご静養。雅子さまはジャケットに透け感のあるストールを羽織られていた。よく見ると、ワインカラーのジャケットの袖の折り返しがチェックになっていたり、ハワイ調のキルトが施されたバッグ、ローヒールの靴がすべて完璧な色合わせだったことがわかる。インナーの白とパンツの白がつながって、縦のラインが強調され、スタイルアップ。さらに、白を多めにすることで、夏に着るワインカラーも浮いて見えない。(2019年8月1日)
さわやか配色が陛下とリンク
天皇ご一家のご静養となる那須御用邸ご滞在の際、天皇陛下と雅子さまは、それぞれシャツとジャケットを同色で揃えていらした。雅子さまは、白のインナー、白いパンツ、ネックレスに合わせた貝ボタンのついたコットンのブレザーを組み合わされ、ヘアは涼しげなアップスタイル。(2019年8月19日)
パンツスーツで海の青、波の白を表現
秋田をご訪問された天皇皇后両陛下。雅子さまは『海づくり大会』にふさわしく、海の青、波の白を表現されたパンツスーツ。バッグ、ツートーンカラーのヒールにもそのイメージを徹底された装いだった。(2019年9月7日)
グレージュカラーが柔らかな印象
新潟での「国民文化祭」にご出席の際は、新潟ということで雪国をイメージされたのか、純白を多用された雅子さま。グレージュのパンツスーツで柔らかな印象。パンツスーツに最近お気に入りのストールをプラス。164cmの長身を縦のラインで強調された。(2019年9月16日)