真夏の紫外線、リモートワークによるパソコン作業でのブルーライトなど、肌にとって過酷な環境下の今、美容のため、健康のために取り入れたいコンビニフードを美のプロに教えてもらった。
忙しいときはほぼ毎日コンビニを利用するという美容皮膚科・内科医で、衣理クリニック表参道院長を務める片桐衣理さん。豆乳やプロテイン、フルーツ、野菜などヘルシーな食品の他、特に冷凍食品は忙しい日常の中でとても便利だという。さらに、定期的に新登場するスイーツをチェックするのが楽しみのひとつだとか。
「野菜スティックやフルーツなど、間食にいただくヘルシーおやつをよく買いますが、コンビニは新製品の入れ替わりが早いので、店内をくまなくリサーチします。最近のコンビニは、健康志向な文言がパッケージに書かれた商品もたくさんあるので、選び方次第でヘルシーなランチや間食が手軽にでき、美容や健康を保ちたい人にとっても便利な存在だと思います」(片桐さん・以下同)
『明治TANPACTカフェラテ 430ml』(明治)
●常に補給したいたんぱく質はおいしいカフェラテで
1本に乳たんぱく質10gを配合。すっきりとした味わいのローファットタイプ。1本190kcal。カルシウムは331mg、ビタミンB6は0.65mg含む。
「たんぱく質は健康のためにも、美容のためにも常に補給したい重要な栄養素です。この商品は、手軽にたんぱく質補給ができるドリンクで、かつ低脂肪。カフェラテ味もおいしいのでコーヒーブレイク感覚で飲め、おすすめです」
『味噌マヨネーズ増量 野菜スティック』(セブン-イレブン)
●人気のみそマヨが増量!
おつまみとして手軽に片手で食べられるスティック状の生野菜サラダ。【美のプロが愛するコンビニ飯】でも常連の商品だが、みそマヨネーズの人気が高いことから、ソースが増量した。1パック151kcal。たんぱく質は2.2g、食物繊維は4.6g含む。
「みそマヨネーズが濃厚で、おいしいのでサラダでも味気なさがなく、ヘルシーなおやつとしてよくいただきます。みそは発酵食品なので、他のドレッシングよりも健康志向だと思います」
『7プレミアムぶどう』『7プレミアム 白ぶどう』(セブン-イレブン)
●冷凍フルーツはアイスクリーム欲セーブの必需品!
冷凍フルーツの中で人気が高く、「ぶどう」はそのまま食べられる種なしタイプ。130g入りで、120kcal。「白ぶどう」は種なしで皮ごと食べられるさっぱりとした甘さがおいしい。「ぶどう」よりも容量は少なく、100g入りで64kcal。
「コンビニの冷凍フルーツはたくさんの種類があり、どれもおいしいです。そのときの気分で選んで、アイス代わりにいただきます。一般的なアイスクリームなどに比べればカロリーも抑えられ、まるごと食物繊維やビタミンも摂れるので美容面でも効率がいいと思います」
『カフェインレス アイスカフェラテ』(ローソン)
●本格派なコンビニコーヒーでカフェ気分を
カフェインを97%カットし、コクと香り、やさしい口当たりが特徴のコーヒー。1杯79kcal。ローソンのカフェラテは、エリアごとに産地にこだわった、生乳100%使用牛乳と牛乳に合う豆に徹底的にこだわっている。
「そこらへんのカフェに行くよりよほどおいしくいただける、恐るべきコンビニコーヒー。どのコンビニもおいしくて種類も豊富。知らないカフェでコーヒーを注文するよりも外れがありません。カフェインの摂りすぎはよくありませんが、ローソンにはカフェインレスもあるので、便利です」
『根菜たっぷり!10品目の生姜スープ』(セブン-イレブン)
●夏の冷え対策に最適なスープ
もち麦、鶏肉、白菜、にんじん、玉ねぎなど10品目使用し、食感のよいごぼう、れんこんがはいった食べ応えのあるスープ。1食141kcal。たんぱく質は9.1g、食物繊維は4.0g含む。
「根野菜たっぷりで、さらにもち麦もはいっているので、これだけで十分な満腹感が得られます。しょうがも効いているので冷房で冷えがちな夏の体を内側から温めて、冷えを改善するのにおすすめのスープです」
『野菜と大豆ミートの タコスミート 80g』(セブン-イレブン)
●大豆ミートでできたヘルシーディップ
肉の代わりに大豆ミートを使った健康志向のタコスミート。スパイシーな香りがパンにもご飯にもよく合い、レタスと合わせてご飯に載せてタコライスにしたり、トルティーヤにはさむのもおすすめ。80g入りで58kcal。
「野菜と大豆ミートで作られているのに、まったく“フェイク”な感じがなく、おいしくてお気に入り。トマトやきゅうり、アボカドなどフレッシュな野菜と一緒にレタスに巻いていただきます」
美容皮膚科・内科医:片桐衣理さん
衣理クリニック表参道院長。帝京大学医学部を卒業後、東邦大学医学部附属病院にて、内科全般・循環器の医師として10年間臨床経験を積む。都内総合病院にて皮膚科および美容形成外科を学び、総合医療アンチエイジングセンターの立ち上げを経て、全医院の統括院長に就任。数年間務めたあと、2001年に衣理クリニック表参道を開業。女性ならではの視点で、体の内外からの美しさを追求し美容のプロをはじめ、数多くのモデルや女優から厚い信頼を得ている。現在ベトナムにも12店舗開院し、日本だけではなくグローバルに活動。自らの肌のコンプレックスを克服した経験を活かし開発されたメディカルコスメ「イースペシャルシリーズ」は発売以降、リピート率 90%を誇る大人気コスメになっている。
https://www.eri-clinic.com/
https://www.bijin-seizo.com/
撮影・取材・文/竹腰奈生
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