
今、巷ではやっている「オートミールダイエット」。SNSでも美意識の高い人がオートミールを食べている投稿をよく見かけます。でも一方で、「オートミールっておいしくなさそう」というイメージを持っている人も少なくないようです。そこで、今回は、オートミールを米のように調理する、オートミール米化レシピ研究家として活躍する、これぞうさんに、オートミールの魅力と、簡単&おいしいオートミールと相性抜群のカップ商品を教えてもらいました。
2年間で無理なく40kg痩せられたこれぞうさんが語るオートミールの魅力
オートミールダイエットの魅力について、実体験をもとに語っていただきました。
「まずは、なんと言っても、ダイエット中でも工夫次第で我慢せず好きなものが食べられるのが魅力です。主食の置き換えがポイントですが、我慢しておいしくないものを食べるのではなく、おいしく食べることを2年続けた結果、40kg無理なく痩せられたという感覚です。
オートミールは、食物繊維の量が白米の約20倍と、ダイエット中にありがちな便秘が改善され、代謝も上がり痩せ体質になれた気がします。そして腹持ちがよいというのもダイエットを継続できた理由です。私のダイエット法は、オートミールを米化するのがポイント。一食を米化するなら1分チンして作れるため、忙しい朝にもぴったりです。食器ひとつと箸などで作って食べられるので、用意や洗い物、片付けなどのストレスも少なく、継続しやすいです」(これぞうさん・以下同)
“無理なく継続できる”これぞう流「カップdeオートミール」のポイント
「ダイエットは、いかに無理なく続けられるかがポイントです。料理にストレスを感じないよう、市販の加工品を使う、洗い物を極力出さないようにするなど、ラクに続けられるレシピを意識しています。器ひとつでレンチンだけ、お湯を入れて混ぜるだけで完成する私が考案した『カップdeオートミール』は、料理が苦手な人でも簡単にできるおすすめの食べ方です!」

これぞうさが実践しているのは、即席カップ商品を活用したオートミールダイエット。カップスープなどに電子レンジでチンして米化したオートミールを投入。さらに、ネギやカレー粉、ごま油などをプラスして味付けすれば、飽きのこない一食ができあがるというもの。そこで、これぞうさんがおすすめするカップ商品とそのアレンジ術について教えてもらいました。
『きちんとチキン 鶏だし白湯スープ』(ポッカサッポロ)

たんぱく質10gがとれるスープ。鶏のうま味が溶け込む鶏だし白湯スープに、独自開発したやわらかな鶏むね肉具材がごろごろとはいっている。お湯を注ぐだけで、手軽に食べられる。一食85kcal。たんぱく質は12.5g、糖質は3.8g含まれる。
あっさりなのにコクあって、たんぱく質がしっかりとれる!
「たんぱく質がしっかりとれるのカップスープを探し求め、やっと出合えた商品。あっさりめなのにコクがあり、味わい深いおいしさがあるところが気に入っています。ベースがシンプルであっさりめなのでその日の気分でアレンジも自在。はいっている肉がとにかくおいしいです。オートミールと合わせるとさらに食べ応えが増し、ごま油やカレー粉をプラスすれば立派な食事になるので、食べすぎ防止になります」
『カップ de クッキング 麻婆豆腐の素』(ポッカサッポロ)


豆腐と水を入れて、レンジで加熱調理するカップ入り麻婆豆腐の素。大豆たんぱく入り乾燥鶏肉そぼろとねぎ具材入りで、辛さレベルは中辛。一食101kcal。たんぱく質は3.8g含まれる。

豆腐とチーズを加えれば濃厚なリゾットに
「カップのままレンジでチンして作れるという点が、レンチンが必要なオートミール米化とマッチ。お湯を入れてチンするだけで本格的な味になります。水の量も好みで調整できるところもいいですね。ダイエット中、麻婆豆腐丼が食べたたいときに、オートミールと豆腐とチーズを足して食べたら、大満足の一品に。あまりのおいしさに衝撃を受け、何度もリピートしています」
『クノール ふんわりたまごスープ容器入』(味の素)

「とれて3日以内の国産新鮮たまご」を使用した、たまごのスープ。かつおと昆布の風味をきかせたまろやかな塩味。一食28kcal。たんぱく質は2.0g、脂質は1.3g、炭水化物は2.2g含まれる。
カロリーも脂質も糖質も抑えたいときに
「ほっとするやさしい味で飽きのこない味。外食で食べるたまごスープのなかには、濃厚なとろみがあるものもあり、糖質が気になっていました。その点こちらはカロリーも脂質も糖質も低めで安心です。オートミールを足すことで、やさしい味わいのおじやのようになり、ほっこりします」
『とろけるおぼろ豆腐 純豆腐 スンドゥブチゲスープ』(日清食品グループ)

あさりを使った海鮮だしをベースに、コチュジャンをきかせた本格チゲスープ。とろける食感のおぼろ豆腐入り。一食68kcal。たんぱく質は4.2g、糖質は5.8g含まれる。
とにかくオートミールと相性抜群!
「こちらのスンドゥブチゲスープは、オートミール米化との相性が抜群。コクのあるうま味とすっきりとした辛さが病みつきになります。海鮮だしがきいているので、米化したオートミールを入れると、スンドゥブチゲにご飯を入れたようなおいしさで、ダイエットメニューとして喜んで食べられます」
『明星 ノンフライワンタン しょうゆスープ』(明星食品)

ノンフライワンタンは、明星独自の技術「スーパーノンフライ製法」によるつるっとしたのど越しとゆでたてのようなもちっとした食感が特徴。とろみのあるしょうゆスープ。一食50kcal。たんぱく質は1.6g、炭水化物は8.1g含まれる。
カロリーなど許容範囲内の“ワンタン定食風“が味わえる
「ワンタンスープにご飯を入れて食べるのが大好物なのですが、糖質も高くハイカロリーになってしまいます。でもこのカップなら、量が多すぎず、ダイエット中でも許容範囲でおさまります。オートミール米化とも相性がよく、高い満足感を得られます」
『ごろごろ野菜のとん汁』(ローソン)

ごろっと大きめにカットした7種の野菜がはいったみそ汁。野菜と豚肉のコク深い味わいで、満足感がありながら一食あたり78kcal。たんぱく質は4.4g、糖質は7.2g含まれる。
野菜不足解消や疲労回復に!
「豚汁を飲みたいけど野菜もしっかりとりたいときにおすすめです。ごろごろと野菜がたくさんはいってる豚汁というのがカップ商品ではなかなかないので、貴重な一品。そして何より、豚汁とオートミール米化の相性が本当によくて、冷房で冷えた体も温まります」
◆教えてくれたのは:オートミール米化レシピ研究家・これぞうさん

オートミール米化ダイエットアドバイザー。オートミールを米のように調理する米化の考案者。主食に置き換えるオートミール米化レシピ研究家、オートミール米化ダイエットアドバイザー。自らもオートミール米化により105kgから65kgの減量に成功。テレビ番組等の出演多数。YouTube https://www.youtube.com/channel/UCHAxaUlO-nPDTKR5XG0qRcQ