毎日の料理、たまには手を抜きたいもの。なるべく手間がかからず、時間がかからない調理をすることが負担を減らすコツ。
そこで、ラクできてしかもおいしい料理ができるという時短テクニックをまとめて紹介する。
料理の時短テク【1】作り置き
料理を作る過程で時短するには、使う道具を少なくすることで、準備や片付けの時間を減らすのが大きなポイント。
◆カット野菜を使う、作り置きしておく
「カット野菜は時と場合によって、うまく取り入れて」とすすめるのは、『激せまキッチンで時短!簡単!ムダなしごはん』(ぴあ)の著者・草野かおるさん。
また、自分で野菜を買ってカットしておけば、市販品のカット野菜の半額以下で作ることができるので、休日などに作り置きしておくのもおすすめ。玉ねぎ・にんじん・キャベツ・もやし・にらの「炒め野菜セット」や、玉ねぎ・じゃがいも・にんじんの「カレーセット」、こんにゃく・にんじん・里いも・大根・ごぼうの「豚汁セット」などを参考に、好みの野菜を取り入れてみて。
◆冷凍野菜を作っておく
冷凍野菜はカット野菜よりもさらに日持ちするので、作っておくと便利。その作り方を、フードスタイリストの川崎利栄さんが教えてくれた。
【1】キッチンバサミやピーラーで野菜をカットする。
【2】Mサイズ(約18×19cm)の冷凍用保存袋を用意し、野菜の水気をよく拭き取って入れる。
【3】野菜を平らに広げ、なるべく空気を抜いて口をしっかり閉じる。
生のまま切って冷凍したら、使うときはパキッと折って、包み蒸しに加えたり、みそ汁の具にしたり、活用方法も幅広い。保存期間は1か月を目安に、なるべく早めに使い切って。
◆お湯で溶かすだけのみそ玉
順天堂大学医学部教授の小林弘幸さんが考案し、著書『医者が考案した「長生きみそ汁」』(アスコム)で紹介した「長生きみそ玉」は、4つの材料(赤みそ80g、白みそ80g、おろし玉ねぎ約150g、りんご酢大さじ2)を混ぜて冷凍するだけと手軽なのに、腸活効果が抜群。
みそ玉を使うときは、具材を煮た鍋に入れてもいいし、お湯で溶かして飲んでもOK。おいしいうえにダイエット・美容効果も期待できて一石二鳥!
料理の時短テク【2】食材の選び方
調理の中でも、時間をとられるのは食材を加熱する時間。そこで、調理済みの食材を取り入れることも、時短するための一手。
◆缶詰を常備しておく
糖質を控えた食事をとるロカボダイエットで65kgから45kgに痩せた経験をもつ、管理栄養士の麻生れいみさんの著書『20kgやせた!10分ごはん』(宝島社)では、自炊の時短アイテムとしてさまざまな缶詰が登場。料理のベースになるトマト缶や、ボリュームのあるさば缶などの缶詰は、主役級のおかずを作るときにもお役立ち。
◆加工品を使う
缶詰の他にも、蒸し大豆やゆで卵など、加熱調理の時間を短縮できる便利な加工品はさまざま。賢く取り入れて。
料理の時短テク【3】道具を活用する
洗い物を減らしたり、同時調理を行ったりすることも、時短の方法。時短に役立つ便利なアイテムを紹介する。
◆レンジで加熱する
3か月で-17kgを実現したボディメイカーのJUNさんは、時間がない日でもヘルシーに自炊する方法として、電子レンジを使ったレシピなどを提案している。
さば缶水煮缶と玉ねぎ、プチトマトなどを耐熱容器に材料を入れて電子レンジで加熱するだけで完成。器に盛る手間もなく、鍋などの洗い物も出ないので、便利!
◆キッチンばさみを使う
フードスタイリスト・川崎利栄さんの著書『包み蒸し8分 ほったらかしのやせごはん』(世界文化社)では、キッチンばさみで食材をカット。キッチンばさみを活用すれば、包丁やまな板を使わずに調理することができ、片付けの手間が激減。
油分のない野菜→油分のある魚や肉の順で切れば、途中ではさみを洗う手間が省けて効率アップ! 2品作るときは、すべての野菜を先に切ってから進めると時短になる。
◆調理家電を使う
“巣ごもり&増加した家事時間”を少しでもラクに楽しくできる調理家電を家電ライターの今西絢美さんが教えてくれた。
「電気圧力鍋」(1万2880円税別/アイリスオーヤマ)は火を使わず“ほったらかし調理”が可能。その時間に他のことをしたり、別の料理を同時調理することができるのがうれしい。
手持ちの鍋にセットして温度と時間を設定するだけで、鍋の中の水温を自動で調節。食材の旨みを閉じ込め、やわらかく調理できる。
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