本格的な寒さが到来する前に、衣類や布団などを整理しておきたいもの。でも、そのまましまっておくと、黄ばみやにおいが発生する原因になってしまうんです。そこで、服を長持ちさせるための賢い「しまい洗い」と「コインランドリー洗い」の仕方をその道のプロが伝授。キレイに片付けて、気持ちよく次のシーズンを迎えよう！
収納前の「しまい洗い」で黄ばみ・ニオイ・しわを断つ！
衣替えで衣類を出したら黄ばんでいたという経験はありませんか？ そこで、ライオンお洗濯マイスター・大貫和泉さんが、衣類のしまう前のケアについて教えてくれた。
「保管しておいた衣類の黄ばみ等の主な原因は、残っていた皮脂汚れが変質した結果。しまい洗いのときのケアで、防止を」（大貫さん・以下同）
大切な衣類だからこそ“しまう前”のケアをしよう！
◆白シャツの「黄ばみ」はしまう前に皮脂汚れを落とす
黄ばみが出やすい部分に液体酸素系漂白剤を直塗りしてから洗濯を。とんとん叩きこみヘッド付きで、塗りやすい。トップ NANOX シミ用160g／280円／ライオン
蓄積した手強い汚れに効果を発揮する液体酸素系漂白剤。ジェル状で液ダレしにくいので汚れにとどまって、狙い撃ち！ブライトストロング510ml／220円／ライオン
ニオイが気になりがちな化学繊維素材は、ニオイ専用洗剤でニオイの素となる皮脂汚れをシャットアウト！ トップ スーパー NANOX ニオイ専用660g／550円／ライオン
◆麻素材のアイテムもしわを残さずしまい洗いを！
アクロン独自の修復洗浄で洗いながら服の伸びやヨレなどをケア。何度洗っても新品感が続くのが、うれしい。アクロン450ml／250円／ライオン
「裏返してネットに入れ、おしゃれ着用洗剤を使って弱水流コースで洗った後、軽くたたいてしわを伸ばして干します」。
◆年末前の快晴日にカーテンも自宅で！
「洗濯可の表示があればレースのカーテンも洗えます。洗濯ネットに入れ、おしゃれ着用洗剤を使い弱水流コースで洗って。型崩れやしわを防ぎ、きれいに仕上ります」。干すときはカーテンレールに。
布団やラグなど大物は「コインランドリー洗い」で一挙解決！
賢い主婦はクリーニング代わりに大型コインランドリーを利用している。
都内に7店舗あるコインランドリー『アースランドリー』の鈴木麻由さんは、「布団などの大物洗いで、かなり需要が高まっています」という。
買い物などの間に洗濯でき、終了通知サービスもあり。クリーニングより安いのも魅力。季節の変わり目、家事の隙間時間の利用してみて！
家庭で洗えない大物や大量の洗濯物も干す手間なく、乾燥まで約1時間で終わる。約70℃の高温乾燥でダニも死滅するから気持ちいい！ 洗剤・柔軟仕上げ剤も自動投入で手間なし。
◆約60分で仕上がるからカンタン手軽！
「WASH＆DRY」の洗濯乾燥標準コースは15kgで1回60分1300円。
掛け布団と敷きパッド2枚ならラクラク洗えて仕上がりふんわり（布団の厚さなどにより乾燥時間を追加）。
◆スニーカー専用のランドリーも大人気
大人のスニーカーなら2足OK！ 洗浄は20分200円。乾燥は20分100円（乾燥目安は40～60分）。面倒な靴洗いにもぜひ利用したい。
※価格は全て編集部調べ。
教えてくれたのは
ライオンお洗濯マイスター・大貫和泉さん
消費生活アドバイザーでもある大貫さん。洗濯用洗剤の製品開発に20年携わってきた洗濯の達人！
アースランドリー・鈴木麻由さん
都内に7店舗あるコインランドリー。「季候が変わるこの時期は利用者が多いです」。
撮影／菅井淳子
※女性セブン2020年11月5・12日号
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