在宅時間が長くなるコロナ禍では、つい食べ物へと手が伸び、慢性的な運動不足にも陥りがち。「最近、体が重い」「なんとなく不調」という悩みを抱えるかたも増えているのでは?
何を隠そう私もそのひとり。そんな中、目に留まったのが、ザ・プリンス パークタワー東京が提案する「ウェルネス滞在」。今回は、数あるプランから、1泊2日の断食プランを旅行ジャーナリストの村田和子が体験し、紹介します。
芝公園の緑の中に、東京タワーと並んで建つザ・プリンス パークタワー東京。客室にはバルコニーがあり、風を感じながら素晴らしい眺めを独り占めできます。ちょっぴりつらいイメージがある断食も、この環境なら心のパワーチャージをしつつ、楽しく頑張れそう!
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邸宅のようなパーソナルなロビーでチェックイン
芝公園に囲まれた緑あふれる地にそびえるように建つザ・プリンス パークタワー東京。地上33階建ての建物は、近くの東京タワーと背比べをしているかのよう。エントランスをくぐると、邸宅のような心地よいフロントで、笑顔のスタッフに出迎えられチェックイン。
◆疲れた胃腸を休める入門的な断食プラン
今回は断食といっても、1泊2日の滞在。医学博士や管理栄養士が監修した食事を頂きながら、疲れた胃腸を休め、日頃の生活習慣を見直すという入門的なものなので、初心者でもチャレンジしやすいのが魅力です。
チェックアウトは15時と、まる1日滞在ができ、温泉やプールなど館内施設の利用もプランに含まれるので、ワ―ケーションとして利用、仕事をしながら体のメンテナンスをするのもおすすめです。
断食の舞台は、絶景広がるパノラミックツインルーム
今回は、19階から28階に位置するパノラミックツインルームに滞在。
広さは38平米と広々、ガラス製のおしゃれなデスクは窓を向いて配され、これは仕事もはかどりそうです!
バスルームはシャワーブースが独立したタイプで、浴槽はブロアバス。ぽこぽこと泡に囲まれたお風呂タイムも楽しみ!
今回のプラン向けに体重計と、プリンスホテルオリジナルのアメニティ「ASAGI」のトラベルセットもセッティングされています。
まずはスパ&フィットネスで自分の体を知る
ホテル周辺の芝公園を散策したら、その足でスパ&フィットネスへ。ザ・プリンス パークタワー東京には、天然温泉もあり、プールやジムなども、断食プランなら自由に利用ができます。
ただし、チェックイン時の案内によると断食中は強い運動はNG。体調と相談し軽めのメニューを心がけましょう。
◆体組成計で自分の体脂肪率や筋肉量などをチェック
私が訪れた目的は2つ。1つはジムの体組成計で、体脂肪率や筋肉量などを測定すること。1泊2日の断食では劇的な数値の改善は期待できませんが、測定し自分の体を知ることで、断食へのモチベーションもあがります。
私は自分が思っていたよりも基礎代謝量も高く、筋肉量も標準。ただ下半身の筋肉が弱く、左右のバランスが悪いというのが問題のよう。
そしてもう1つの目的が天然温泉。天井が高く広々とした温泉は気持ちよく長居したいところですが、断食中なので早めにきりあげて客室へ。
18:00~恭しく運ばれてきた夕食は117kcal!
夕食、朝食、昼食の3回の食事は、すべてルームサービスで提供されます。あらかじめお願いをしていた18時すぎにベルが鳴り、白いクロスのかかったテーブルを恭しくスタッフが運びいれ好きな場所へセッティングをしてくれます。
メニューは、ホット豆乳チャイ、ハーブティー(カモミール)、炭酸水で、計117kcal。水分のみのメニューなので、何から頂こうかと迷いますが、炭酸水で代謝を促してから、チャイやハーブティーで体を温めつつ代謝をサポートするのがおすすめとのこと。
チャイは、大豆イソフラボンなど抗酸化成分のある豆乳に、血行を整える作用があるというシナモンやしょうが、そしてはちみつを加えたもので、ほのかな甘みとしょうがのスパイシーさがマッチして美味しい! ポットで提供されカップに淹れると1杯ちょっと、大事に味わっていただきます。ハーブティーは、19時からオンラインの会議に参加しながら、たっぷり2杯を頂きました。
◆胃を休めることで味覚が敏感に
炭酸水も、ゆっくり味わうとほのかな甘みを感じるなど、味覚が敏感になってきているのを感じます。水分だけの夕食でしたが、しっかり水分をとることで、空腹が気になることはほとんどありません。
23時すぎ「お腹が少し減ったなあ」というタイミングで、ベッドへもぐりこみます。隣接する徳川家にゆかりの深い増上寺では、朝のお勤めが6時にあるということ。参加すべく目覚ましを5時にセットし、おやすみなさい。