シドニー五輪女子マラソン日本代表で、現在は料理研究家として活躍する市橋有里(いちはし・あり)さんが健康と美容にうれしいスイーツの作り方を紹介する連載「美活にアリなスイーツ」。
今回は、準備時間たったの10分! あとは、焼くだけの簡単ヘルシーケーキを教えていただきます!
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おいしい&栄養がギュっとつまった「キャロットシナモンケーキ」レシピ
こんにちは、市橋有里です。現役のときからキャロットマフィンが好きでよく作っていたのですが、今回はもっと手間が省ける型焼きタイプ。
甘すぎない手作りケーキは、作って冷凍庫でストックしていました。レーズンを戻さずにそのまま入れることでザクッとして、くるみと一緒に食感を楽しめますよ。
《材料》(1本:1870kcal 1人前[8等分]:235kcal 作業時間:10分 焼き時間:45分)
薄力粉…150g にんじん…200g(中1本) コーンミール…75g シナモン…小さじ1 ベイキングパウダー…5g くるみ…30g 豆乳…25g レーズン…30g オリーブオイル…45cc メイプルシロップ…100cc
《作り方》
【1】にんじんは大きめのボウルにすりおろしておく。
【2】【1】に豆乳、オリーブオイル、メイプルシロップを入れて混ぜ、粉類も入れてよく混ぜる。レーズンとくるみ(細かく砕きながら)も入れて混ぜる。オーブンを180度に予熱する。
【3】パウンド型に入れて45分焼く。途中焼き色がつきすぎる場合はアルミホイルをかぶせる。
【POINT】レーズンは焦げやすいので表面に出さないようにする。
意外に体が冷える夏にぴったりのシナモンケーキ
シナモンは体の冷えを取り除き血の巡りを良くしてくれるので、冷房の季節にはたっぷりと使いたいところ。量はお好みで調整してください。
にんじんのβカロテンは、皮ごと使うほうがより多く摂取できるので、皮ごとすりおろすのがオススメ! 加熱し、油と一緒にとることで体内の吸収率がよくなります。
豆乳、くるみは美肌効果もあり、油分も入っているので、腹持ちもよよくなるのが、うれしいところ。貧血予防にレーズンの鉄分もたっぷりなので、梅雨時の倦怠感があるときにもオススメです。
1本のケーキといえど、ものすごく栄養チャージできちゃう優れものの一品。もう1切れ…と癖になる味なので、食べすぎには注意してください(笑い)。
教えてくれたのは:料理研究家・市橋有里さん
いちはし・あり。1977年11月22日、徳島県生まれ。アスリートフードマイスター・料理研究家・ランニングアドバイザー。1999年、世界選手権セビリア大会銀メダル獲得。2000年、シドニーオリンピック日本代表。「マラソン界のシンデレラ」とも呼ばれ、現在はランニングアドバイザーとして女性誌でランニングモデルをするほか、料理イベントをするなど、活躍の場を広げている。https://ameblo.jp/ariblo-ichihashi/
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