いけないとは思っていても、暑さで食欲減少&自炊意欲減退で、きちんとした食事よりもおやつに手が伸びてしまいがちという人も多いはず。そんなとき、少しでも罪悪感なく食べられるおやつを選びたいもの。そこで、ビューティーフード研究家におすすめのコンビニおやつを教えてもらいました。
ナチュラルローソンはヴィーガン商品が充実
ビューティーフード研究家でモデル、ヴィーガン料理研究家でもある室谷真由美さん。コンビニには水を買うときなどに立ち寄ることが多いそうで、近くにナチュラルローソンがあれば優先的に立ち寄るそうです。理由は、ヴィーガン商品が充実しているから。
加工過程が少ない商品が体にも環境にも優しい
「コンビニではなるべく添加物の少ないものを買います。便利な世の中とはいえ、添加物が多い食品はおすすめできません。私自身、できるだけ添加物は控えて、食材として購入できる素材そのものや、ヴィーガン商品などを選ぶことにより、サスティナブルになり地球環境にも貢献できると考えています」(室谷さん・以下同)
『フルーツ&ナッツ チョコレート スナックボール』(トム アンド ルーク ジャパン)
ニュージーランドの有名パーソナルトレーナーとシェフ「トム&ルーク」がプロデュース。砂糖を全く使用しておらず主原材料となるのはデーツ。ドライフルーツ本来の甘さで、味はまるで本物のチョコレート。砂糖不使用なだけでなく、グルテンフリー、乳製品不使用、遺伝子組み換えなしなので、ヴィーガン、ベジタリアンの人でも気軽に食べられる。
砂糖不使用なのにまるでチョコレート!
「ドライデーツとカカオとアーモンドで作られたヴィーガンエナジーボールは、小腹が空いたときに手軽に食べられるのでおすすめ。パッケージもかわいいので、バッグから出てきたときにもおしゃれ」
『森永 マクロビ派 アーモンドとクランベリー、3種のナッツと香ばしカカオ』(森永製菓)
マクロビとは、「マクロビオティック」の略で、穀物や野菜中心の自然と調和した食生活で健康を目指す考え方。アーモンド、ひまわりの種など11種類のこだわり素材がぎっしり詰まったひとくちサイズのビスケット。白砂糖の代わりにてんさい糖を使用し、マーガリン、ショートニング、動物性素材は不使用。素材由来の食物繊維や鉄分が摂れる。
手軽にマクロビなおやつタイム
「このマクロビビスケットは2種類の味があるので、毎回気分に合わせて好きな方をチョイス。サクサク感がたまらなく、ヴィーガン対応なので、乳製品や卵アレルギーが気になる人でも安心して食べられます」
『ビーガンカカオバー ローストアーモンド味』(UHA味覚糖)
100%植物性で、スーパーフードのデーツを使った、乳製品も卵も小麦も使っていないナチュラルフード。ローストアーモンド味、フルーツグラノーラ味、ラムレーズン味の3種類。どれも1本100kcal。
質の高い間食を追求したおやつ
「私はローソンで買いました。乳製品・卵・小麦・白砂糖も不使用に体に優しいヴィーガン のカカオバー。グルテンフリーヴィーガン のおやつがコンビニで買えるのは貴重です!」
『VEGAN PROTEIN ~MATCHA SOY LATTE~ 200ml』(マルサンアイ)
添加物を必要最低限にとどめたナチュラル志向の植物性のプロテインドリンク。豆乳をベースに有機エンドウ豆プロテイン、有機アガベシロップ、石臼挽きで有名な“西尾の抹茶”を加えて優しいラテ風味に仕上げてある。1本141kcal。たんぱく質は13.5g含まれ、コレステロールは0。
添加物を最小限に抑えた豆乳ドリンク
「添加物が少なく、甘味もオーガニックアガベシロップを使い、血糖値の上昇も防げる優れもののプロテイン飲料。大豆の他にオーガニックエンドウ豆を使っているところもポイントが高いです」
『7プレミアム 有機むき甘栗 3袋』(セブン-イレブン)
有機栽培された栗を丁寧にむきあげ、栗本来の自然な甘味を十分に引き出した甘栗。3袋入りで1袋80gあたり143kcal。たんぱく質は3.5g、糖質は28.8g、食物繊維は4.2g含まれる。
有機なのに安くておいしい!
「コンビニヴィーガンおやつとしては定番商品で、しかも有機甘栗なのに安くて手軽に買えます。お菓子作りの材料としても使えるので、便利な1品。有機甘栗は意外と手に入りやすい低価格な優秀おやつです」
『ヴィーガンヌードル』(ヤマダイ)
東京自由が丘「T’sレストラン」が監修したヴィーガンヌードル。 原材料に動物性食材、化学調味料、アルコール、五葷(ごくん)不使用。味は、オーソドックスなしょうゆ味、豆板醬、甜麺醤でコクをだし、花椒の香る担々麺、すっきりとした酸味と胡椒とラー油のほどよい辛味のスープ の酸辣湯麺がある。カロリーはどれも240kcal以下。
罪悪感なく食べられるからストック食にも!
「ヴィーガンヌードルは他になく、唯一の商品です。しょうゆ、坦々、酸辣湯麺の3種がありますが、イチオシは坦々麺。罪悪感なく、夜中でもおいしく食べられるから、必ず家にストックしてあります」
教えてくれたのは:ビューティーフード研究家・室谷真由美さん
モデルの傍らビューティーフード協会理事長を務める(http://www.beautyfood-life.com/)。日本ヴィーガン協会の理事長、環境省アンバサダーも兼任。ヴィーガンのお店を開拓し、2700店舗以上食べ歩きSNSにて紹介中。ゲスト出演でのさまざまなトークイベント、講演会、セミナー、料理講師、美容専門学校でのビューティーフードについての年間授業をし、その他飲食店プロデュースやメニュー監修なども行う。ヴィーガンの専門家としてテレビや雑誌などの取材も多数。著書に『東京ダイエットグルメ ~食べて安心・キレイになる~』(TBSサービス出版)などがある。室谷さんのInstagram
撮影・取材・文/竹腰奈生
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