仕事を頑張ったご褒美に、東京駅から電車で7分。向かったのは昨年オープンした東京ベイ潮見プリンスホテル。手頃な価格ながらスタイリッシュな空間、大浴場も楽しめるとあって、リフレッシュにぴったり。
今回は、「スパ」「食」「ヨガ」の3拍子が揃った、心と体が元気になる週末限定おひとり様宿泊プランで滞在することに。旅行ジャーナリスト村田和子が、体に効き、お財布にも優しい、週末ご褒美ステイを紹介します。
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東京駅から電車で7分。スタイリッシュな空間で非日常の週末おこもり滞在
「東京ベイ潮見プリンスホテル」があるのは、東京駅からJRで10分足らずの潮見駅。駅からもホームから見える近さで、仕事帰りに直行するにも便利です。
館内は、「水辺の宿場町」がデザインコンセプトとあって、水や船などに関するアートがあふれる空間。足を踏み入れた瞬間から、気持ちのスイッチもオンからオフへと自然に切り替わります。
客室も広々。茶道など日本伝統からモチーフを得たウォールアートに、ベッドサイドのランプは海中の泡を感じさせるデザイン。
大浴場にフランスのスパTHALGO(タルゴ)で極上のひととき
客室でひと休みして向かったのは、大浴場 「潮の湯」。天井高5mの開放感がある女湯には、モネの『睡蓮』をモチーフにしたという華やかなアートに気分がUPします。
デトックストリートメントが極上の解放感
血流がよくなったところで50年以上の歴史があるフランスのSPAブランド「THALGO」のデトックストリートメント(90分)を受けるべく、施術ルーム「Cleanse Room by THALGO」へと向かいます。
宿泊プランでは、ボディかフェイシャルを選択できます。日頃の疲れが溜まっていた私はボディをセレクト。ベッドに横たわると、本場「THALGO」の技を受け継ぐスタッフが、独特の振動やもみほぐしの技術を使ったストロークで体の深部までアプローチ。
旅先で多くのスパを受けましたが、施術中の癒やされ具合、終わったあとの体の軽さはナンバー1。特に最後のヘッドスパは、コロナで不安などを抱え疲れきった頭を空っぽにリセットしてくれます。こちらのヘッドスパはフェイシャルのメニューにも含まれるので、どちらを選択しても極上の開放感を味わえます。
この感覚は病みつきになり、終わった瞬間に「また来たい」とリピートを決めたほど。
客室へ戻り、ヨガでおやすみ
夕食は宿泊プランには含まれてないので、ホテルや近隣のレストランで食べるか、いっそファスティングをして胃を休ませるのもおすすめ。就寝前には、「THALGO」監修のヨガ動画へアクセスし、ホテルの大きなテレビに映して、プライベートレッスン。
朝の目覚めもすっきり。早朝の散歩へ
旅先では早めに起床して、散策してから食事を頂くことが多い私。ホテル周辺には運河があり歩道が整備されているので、散策にぴったり。
運河をのぞくとクラゲが泳いでいたり、ピシャという音がしたと思ったら魚が跳ねたり。珍しい光景にも出会いました。
一時間たらずののんびり散策でしたが暑さで汗がびっしょり。大浴場ですっきりしてからブランチへと向かいます。
ヘルシーなブランチは、体によく見た目も華やか♪幸せ気分
ヘルシーなブランチは、「タブレ」という華やかな一品に、はちみつやヨーグルトを加えたミューズリーが添えられています。タブレはフランス料理で、クスクスを使ったサラダのこと。クスクスにミントなどを加えたベースの上に、シェリー酒風味のビネグレットで味付けした野菜、ラズベリーやブルーベリー、エディブルフラワーなどが並び華を添えます。
お皿の奥には、森のバターといわれる栄養満点のあぶったアボカドが美しく並びます。添えられたピンクのソースは、海外でも人気の発酵ドリンク「コンブチャ」とビーツのビネグレット。サラダにかけて味の変化を楽しめるうえ、美肌や新陳代謝アップ効果も期待できるといいます。
15時チェックアウトなのでゆったり
身も心も満たされて客室へ戻ります。今回の宿泊プランのチェックアウトは、なんと15時!ゆっくりと客室でヨガをしたり、読書をして過ごすことに。
いかがですか? 最大27時間ステイで、大浴場やTHALGOのスパで体調を整え、発酵をテーマにしたブランチで免疫力アップ。「これでしばらくはがんばれる!」と、帰り道の足取りはとても軽やかでした。東京駅からも便利な立地なので、出張や観光をしながら、体を整えたいかたへもおすすめです。
【DATA】
東京ベイ潮見プリンスホテル
住所:東京都江東区潮見2丁目8-16
アクセス:JR京葉線・武蔵野線 潮見駅(東口)下車徒歩1分
価格:SHIOMI Cleanse Stay(27時間おひとり様週末ステイプラン)
1名1室ひとり2万6500円(税サ込)/泊
※最大27時間滞在、ブランチ、スパ(THALGOによる90分のボディもしくはフェイシャル)、大浴場利用、THALGOアメニティ付き
https://www.princehotels.co.jp/shiomi/
◆教えてくれたのは:旅行ジャーナリスト・村田和子さん
旅行ジャーナリスト。「旅を通じて人・地域・社会が元気になる」をモットーに、旅の魅力を媒体で発信。宿のアドバイザー・講演なども行う。子どもと47都道府県を踏破した経験から「旅育メソッド(R)」を提唱、著書に「旅育BOOK~家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ(日本実業出版社・2018)」。現在は50歳を迎え、子どもも大学生となり、人生100年時代を楽しむ旅を研究中。資格に総合旅行業務取扱管理者、1級販売士、クルーズアドバイザーなど。2016年よりNHKラジオ『Nらじ』月一レギュラー。トラベルナレッジ代表。(https://www.travel-k.com/)旅ブログも行っている。(http://www.murata-kazuko.com/)
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