暮らしのプロが実際に使ってみて「これ買ってよかった!」と実感した便利グッズと、暮らしに役立つテクニックを教えてもらうこの企画。今回は、料理研究家の石川由美子さんが、SNSでも話題を呼び、大ヒットしている「無印良品」の『シリコーン調理スプーン』について解説してくれました。
シリコーン素材の特大スプーンは想像以上に気の利く設計!
今回紹介する無印良品の『シリコーン調理スプーン』は、。長さは約26cm。価格は税込み590円。表面は200度の耐熱仕様になっていて、とにかくキッチンツールとして欠かせない存在だと石川さんも太鼓判。
ほどよい柔らかさで鍋などを傷つけない!
先端は、ほどよくしなるシリコーン素材で、フライパンや鍋などの調理器具を傷めにくい仕様になっている点も高評価だとか。
「耐熱度の高いシリコーン素材のスプーン型なので、炒めるシーンでもしっかりかき混ぜることができます。固すぎず、鍋当たりがソフトなので、傷める心配もなく、豪快に混ぜたり炒めたりができます」(石川さん・以下同)
1本で炒める、すくう、盛り付けるとマルチに活躍!
炒める、すくう、盛り付ける、をこの1本でまかなえ、炒めもの、煮込みなど、幅広い調理に役立つところがありがたいと石川さん。大きなスプーン型なので、調理したあと具といっしょにソース類もすくえます。重さは約110gと重さも気になりません。
「木べらの代わりとして炒める作業から、汁けのある料理の盛り付けまで1本ででき、いろいろな調理に使えるので、キッチンツールをあれこれそろえる必要もなくなります。手に取ると重さは感じますが、調理中はさほど気にならない程度です」
スプーンのヘリはしなるからきれいにすくえて洗い物もラクに!
シリコーンの内側には、ひとまわり小さなステンレス鋼の芯材がはいっていて丈夫なつくり。スプーン部分のヘリから1cmほどは芯がはいっておらず、へりのしなり具合と内側の硬い芯のバランスが、絶妙な使いやすさの秘密のようです。しなやかでありながら、力をかけられるので、鍋やフライパンにある食材を、残さず、きれいにすくい取れるそうです。
「スプーンのへりの部分は少し柔らかくなっているので、フライパンなどのカーブしている部分にソースなどがついていてもきれいに残さずすくい取れるので、作った料理をムダにせずに済み、洗い物の手間も軽減できます」
スプーンが大きめだから崩れやすいものもすくいやすい
繊細な料理を取り分けるときにスプーンのさじ部分は大きさに助けられると石川さんは言います。
「すくう部分の大きさもけっこうポイントで、茶碗蒸しのような柔らかなものもひとすくいで崩さずに取り分けができるので、作った本人もがっかりせずに済みます」
→『シリコーン調理スプーン』について詳しくはコチラ(公式HP)
◆教えてくれたのは:料理研究家・石川由美子さん
料理教室アペリーレを主宰(https://ameblo.jp/aperire-cooking/)。おもてなし料理・和菓子教室を毎月開催。フードコーディネーターとして、撮影のコーディネートやスタイリング、レストランや企業のメニュー開発やリサーチ、料理イベントなど幅広く活躍。https://www.instagram.com/aperire_yum/