秋はおいしい食材がいっぱい! けれど年を重ねるごとに、スイーツを食べるなら何か効能を言い訳に…と考えるようになりました。
シドニー五輪女子マラソンに日本代表として出場したオリンピアンの1人で、現在は料理研究家として活躍する市橋有里さんが、おすすめのヘルシースイーツを伝授する連載「美活にアリなスイーツ」。
今回は、女性にうれしい栄養素がたっぷりのさつまいもに注目! とっても簡単で栄養価の高い“秋のスイーツ”を伝授します。
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さつまいもで作る秋の栄養たっぷりアイスクリームレシピ
こんにちは、市橋有里です。さつまいもが旬を迎えました。幼少の頃から私の地元・徳島では芋掘りが恒例の行事になっているので、今でも毎年秋になると鳴門金時を食べます。
今回は、とっても簡単で栄養価高いお芋アイスを作ることに。たくさん焼いて冷凍しておけば、その都度アイスと混ぜるだけ。ぜひ試してみてくださいね。
《材料》(4人分)[エネルギー:840kcal、1人分210kcal]
さつまいも…1本(300g) バニラアイスクリーム…小サイズ(1カップ280cc程度) 塩…ひとつまみ アーモンド、ナッツ…適量
《作り方》(作業時間5分/焼き時間40分)
【1】さつまいもは洗ってアルミホイルに包み、160度のオーブンで60分焼き、そのままオーブンの中で冷ます。(余熱で中まで火を通す)
【2】【1】の粗熱が取れたら、皮をむき、ボウルに入れてつぶす。アイスを入れて塩を混ぜる。
【3】【2】のボウルを均一に混ぜ、冷凍容器に入れ凍らせる。途中、何度かかき混ぜながら冷やし固める。(1~2時間)
【4】容器に移し、アーモンドやナッツをお好みでトッピングしたらでき上がり。
【POINT】
・焼く時間がなければ茹でてもOK。甘さは焼いたほうが格段強くなります。
・焼き芋はつぶしすぎないほうが食感が◎
・【3】でかき混ぜれば混ぜるほど滑らかな食感になります。
食物繊維&カリウム豊富なさつま芋ですっきりボディに!?
さつまいもはカロリーが高いというイメージがあるかもしれませんが、女性にうれしい栄養の宝庫です。
不溶性の食物繊維と水溶性の食物繊維のバランスが非常によく、便秘の改善や予防に◎。 また、カリウムを含むため、体内の余分な水分を排出して、すっきりボディになることが期待できます。さらには、ビタミンCも豊富なので、しみなど美肌対策にも役立ちますよ。ぜひ、焼き芋は多めに作っておいてストックしておいてくださいね。
◆教えてくれたのは:料理研究家・市橋有里さん
いちはし・あり。1977年11月22日、徳島県生まれ。アスリートフードマイスター・料理研究家・ランニングアドバイザー。1999年、世界選手権セビリア大会銀メダル獲得。2000年、シドニーオリンピック日本代表。「マラソン界のシンデレラ」とも呼ばれ、現在はランニングアドバイザーとして女性誌でランニングモデルをするほか、料理イベントをするなど、活躍の場を広げている。https://ameblo.jp/ariblo-ichihashi/
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