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55歳以上が対象の「WAON」も!知らないと損、“シニア割引”で交通費や買い物がお得に

公共交通機関などがお得になるシニアパスポートをチェック!(Ph/AFLO)
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公共施設の入場料や映画館の鑑賞料などに適用されているシニア割引。自分が対象年齢でなくても、パートナーや両親などサービスを受けることができる人が身近にいるかもしれません。そこで、お金のプロフェッショナルである節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんに、どのようなシニア割引があるのか伺いました。

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シニア向け交通費支援制度でバスや市電がお得に

さまざまな自治体がシニア向けサービスを展開しています。特に、免許返戻を推進している地域では、交通系の制度が充実していることがあります。ご両親の運転が心配、車の維持費が負担になっている、というかたは公共交通機関に切り替えるきっかけとしてチェックしてみてもいいと思います。

免許証と車のミニチュア
免許返礼を推進している地域は交通系の制度が充実していることも(Ph/Photo AC)
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自治体によるシニア向け交通費支援制度

自治体によるシニア向け制度で最もスタンダードなものが交通費支援制度。65歳、70歳など、各自治体の規定年齢以上の人を対象に、バスや市電などの公共交通機関の運賃が割引になったり、乗り放題になることもあるんです。自分の住む地域ではどんな制度があるか調べてみましょう。

都内なら「東京都シルバーパス」

交通費支援制度は、自治体によって利用条件や制度の内容が異なりますので、ここでは一例として東京都の「東京都シルバーパス」を紹介します。

対象は70歳以上の東京都在住のかたで、都電や都営地下鉄、都バスのほか、京王バス、小田急バスなどで使用可能。東京都内の一般乗合バス事業者の定期券発売所等のシルバーパス取扱い窓口で発行できます。負担金は、区市町村民税が非課税のかた又は令和3年度の経過措置(利用者の負担軽減の延長)のかたは1000円、課税のかたは2万510円(令和3年度の経過措置のかたを除く)です(令和3年度の場合)。

自治体のバスポートやシニア向け電子マネーでお買い物もおトクに

知らないだけ、持っていないだけで使えていないサービスが身近にあるかもしれません。お住まいの自治体のサイトや、近所の店舗のレジ付近ポップ、投函されるタウン誌や駅で配布しているリーフレットなどに情報が載っていることもあります。

一般店舗と協力「ぐんまちょい得シニアパスポート」

交通支援制度以外の自治体のシニア向けの取り組みとしては、県内在住の65歳以上の希望者がもらうことができる群馬県の「ぐんまちょい得シニアパスポート」などがあります。

高崎市役所
一例として群馬県の取り組みを紹介。「ぐんまちょい得シニアパスポート」は市役所でもらうこともできる(Ph/Photo AC)
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群馬県では、自治体が一般店舗と協力してスーパー利用の際にポイントをつけたり、オリジナルグッズのプレゼントをしたり、一部商品の割引をするなど、さまざまなサービスを行っています。美術館や博物館などの県有施設の観覧料金もシニア料金になります。申請は県内の市役所、各市民サービスセンターなどで受けています。

スーパー、ドラッグストアのシニアパスポートをチェック

自治体だけではありません。シニア特典がある電子マネーとしては、60歳以上のかたが対象のnanacoカード「シニアナナコ」や55歳以上のかたが対象のWAON「G.G WAON」などは、サービスデーが設けられていて、通常よりお得に買い物ができます。

ポイントカードのイメージ
シニア向けのポイントカードサービスなども多数!(Ph/Photo AC)
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また、ドラッグストアなどではシニアメンバーだとポイント還元率が高いこともあります。例えば、同系列のドラッグストア「ウエルシア」や「ハックドラッグ」などでは、毎月15日、16日がシニアデー。60歳以上が作成・利用できる「シニアパスポート」と「Tカード」の両方を提示すれば、ポイントが3倍になります。

◆教えてくれたのは:節約アドバイザー・丸山晴美さん

丸山晴美さん
節約アドバイザー・丸山晴美さん
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節約アドバイザー。ファイナンシャルプランナー。22歳で節約に目覚め、1年間で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニの店長などを経て、2001年に節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザー、宅地建物主任士(登録)、認定心理士などの様々な資格を持ち、ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどをテレビやラジオ、雑誌、講演などで行っている。https://www.maruyama-harumi.com/

構成/吉田可奈

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