暮らしのプロが実際に使ってみて「これ買ってよかった!」と実感した便利グッズと、暮らしに役立つテクニックを教えてもらうこの企画。今回は、5ツ星お米マイスターとして活躍する澁谷梨絵さんが、炊飯器で炊飯とおかず調理をする調理法に欠かせないアイテムとしてクッキングシートをおすすめします。
「炊飯器=米を炊くだけ」じゃないのは当たり前!
昔と違って、今どきの炊飯器はメニューボタンも豊富で、多機能なものが多いというのは割とよく知られています。でも実際に使うのは炊飯機能が中心。炊飯器を最大限に利用できないまま、電気調理鍋を購入したという人も多いのではないでしょうか。
澁谷さんは、著書『炊飯器で一発定食』(学研プラス)で、スイッチひとつ、ほったらかしにしておけば、ごちそうおかずや丼もの、混ぜご飯などが作れる炊飯器レシピを紹介しているように、炊飯器をフル活用しています。
「炊飯器でケーキを作ったり、おかずを作る、という方法は以前からありましたが『おかずを作っている間、ご飯が炊けないじゃん』という声がありました。電気調理鍋でおかず、炊飯器でご飯を炊いても、結局洗い物は2つ発生していまいます。
そこで、ご飯をおいしく炊くことに長けた炊飯器で、白いご飯とおかずを一緒に作れる調理法を編み出しました。とにかく手軽で、一度やりだすとその手軽さにやみつきになりますよ」(澁谷さん・以下同)
クッキングシートがなくては成立しない!
この夢のようなラクチン調理法には、クッキングシートが欠かせないそうです。
「炊飯器でおかずと白いご飯を同時に作るときに、クッキングシートが欠かせません。クッキングシートは特にどこのメーカーでも大丈夫ですが、私はこのマツモトキヨシに売っているクッキングペーパーが推しです(価格は206円・税込)。白米を洗って適量に水加減し、その上にこのクッキングシートを敷いて、生のハンバーグ肉をのせて、炊飯スイッチをオン。
するとご飯にハンバーグが染みることなくできあがります。しかも長さは6mもあるのでコスパも抜群です」
厚み十分で丈夫なクッキングシートが適任
数あるクッキングシートですが、この調理法に活躍してくれるクッキングシートには条件があるそうです。
「色々なクッキングシートを使いましたが、価格が安く、ボリュームもあって、さらにしっかりとシートの厚みもあって、液漏れがしにくいというのが大事な条件。このクッキングシートは、おかずと白いご飯を炊飯器の中で作るというアイディアを軽々と叶えてくれた大活躍シートです!」
両面加工されているから液漏れしない!
両面シリコン加工耐油紙なので、両面とも食品がサラッとはがれ、料理がきれいに仕上がるというこのクッキングシート。蒸気は適度に通すのに、油は通さないのが特長だそうです。
「炊飯器の中でクッキングシートを使うとヨレヨレになってしまうことが多かったのですが、このクッキングシートはとてもしっかりしていて、両面加工ということで、液漏れなし。炊飯器から出すときも切れたりせずに安心して調理できます」
→『matsukiyo クッキングシート 30cmx6m』(マツモトキヨシ)について詳しくはコチラ(公式HP)
◆教えてくれたのは:5ツ星お米マイスター・澁谷梨絵さん
日本で唯一、5ツ星お米マイスターなど6つの穀物のプロフェッショナル資格を持つ“女性米屋”。株式会社シブヤ代表。SEとして勤務のあと、父の病をきっかけに家業である「米屋」を継ぎ、現職に。保育園や幼稚園の給食に米・雑穀のレシピや商品を提案中。女性の目線で日本人古来の米が持つヌカや麹の発酵技術を使った弁当や総菜を販売。著書に『世界でいちばんおいしい お米とごはんの本』(ワニブックス)、『同時メシ』(宝島社)、近著に『炊飯器で一発定食』(学研プラス)がある。https://s-d-m.jp/talents/shibuya-rie/