【1】 パナソニック『加湿空気清浄機 F-VXU90』
花粉の作用を抑制する強力なイオンを放出しながら、床上の花粉を効率よく吸い込む“合わせ技”が自慢。
『ナノイーX』で花粉を抑制しつつ、床上30cmに集まりやすい花粉を効率よく吸引
「空気の出入り口を上下に設置。まず本体上部に設けた吹き出し口には、3方向に気流を送り出す『3Dフロールーバー』を搭載し、部屋の隅々まで空気を届けます。
送り出す空気の中には、花粉の作用を抑制するOHラジカル量を従来の100倍発生させる、『ナノイーX48兆』が。これにより従来の機種に比べて4倍の速さで、花粉を99%以上抑制してくれるというから、期待が高まります。
そして花粉の吸い込み口は、床上30cm。その吸い込み方も『3Dフロー花粉撃退気流』によって3方向から空気を集め、花粉集じん率は従来(2019年発売同等モデル比)の1.5倍とパワーアップしています」
本製品は、花粉問題対策事業者協議会による「花粉対策製品認証」、日本アトピー協会による「日本アトピー協会推薦品」マークを受けていて、業界お墨付き。花粉に悩む人には最適な逸品といえそうです。
【2】ブルーエアダストマグネット5440i
スウェーデンの空気清浄機専業メーカー、ブルーエアから1月13日に店頭販売された新モデル。特徴的なのは、ブルーエアの基幹技術「HEPASilent(R)テクノロジー」です。
上下2か所の吸引口で、花粉だけでなく、0.1μmまでの微粒子まで除去
「『HEPASilent(R)テクノロジー』はどういう技術かというと、まず空気中の有害物質を本体内部の『イオナイザー』でマイナス帯電させます。そして、あらかじめプラス帯電になっている多層構造のフィルターに、静電気の力で磁石のように吸着させることで、一般的な空気清浄機より小さな0.1μmまでの微粒子を99.97%除去(*2)するのです。
ちなみに、0.1μmはタバコの煙、1μmは粉砕されたアレル物質、ホコリやカビは10μm、花粉は30μmと言われています。
さらに本モデルは、上下2カ所に吸引口を設け、空中に浮遊する有害物質はもちろん、床上30cmゾーンに多いとされる花粉やハウスダストも効率的に除去。きれいになった空気は、側面2箇所の供給口(吹き出し口)から渦状の気流として排出され、部屋中を循環します。
インテリアになじむグレーのファブリック素材に、サイドテーブルとしても使えるデザインもポイント。花粉除去性能はもちろん、インテリア性も重視したい人におすすめです」
なお、空気清浄機は、適用床面積が広ければ広いほど花粉撃退のパワーが強くなるといわれています。その点、上記2点は適用床面積(適用畳数)が30畳以上と広めなので、花粉対策にはもってこいでしょう。
*1 日本電機工業会JEM1467規格に基づく数値。
*2 フィルターの除去性能です。部屋全体への除去性能とは異なります。
◆教えてくれたのは:家電ライター・田中真紀子さん
白物家電・美容家電を専門とするライター。雑誌やウェブなどの多くのメディアで、新製品を始めさまざまな家電についてレビューを執筆している。https://makiko-beautifullife.com
取材・文/桜田容子
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