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「シートを裏返して使うのはNG!」などフローリングワイパーの正しい使い方

掃除道具は「使いまわし」より「使い捨て」

松本さんは、掃除道具は布きんなどを洗って使いまわすより、使い捨てのキッチンペーパーやペーパータオルなどを推奨しています。それは、掃除へのハードルを下げるため。

「布きんやタオルは、汚れたと思ったら布きんが置いてある場所に取りに行き、使い終えたら洗って干して乾かす手間がかかります。一方、ペーパー類であれば、汚れやすい場所に常備し、汚れたらサッと拭いてゴミ箱に捨てれば作業は完了。掃除へのハードルがぐっと下がり、気づいたときにコマメに掃除ができて清潔を維持しやすくなります。

キッチンペーパー
すぐ掃除ができ、後始末に時間がかからない「使い捨て」アイテムを選べば掃除がラクに(Ph/photoAC)
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また、布きんやタオルは、意外と汚れが落ちないこともあるし、布きんに色がついてしまうこともあります。そうなるとさらに後始末に時間がかかり、掃除が面倒になっていきます」

布きん、ペーパー類は裏返して使ってはいけない

注意すべきことは、布きん類、ペーパー類、どちらを使うにしても「折り返したり、裏替えしたりして使わないこと」。

「4つ折りにして使う人も多いと思いますが、拭いた面を裏返して使うのは衛生上問題があります。裏返した際に、汚れが手についてしまうからです。ましてや、何度もひっくり返して使ったら布きんも手も汚れだらけです」。

感染予防上、一番やってはいけないのが、汚れを手に付着させることです。基本的に、布きんやペーパーは、ワイパーシートと同様、最初に拭いた面しか使ってはいけません」

それでもどうしてももったいないと感じてしまうなら、使う前に1枚を4つに切って使うことを松本さんはすすめています。CDのケースなどをペーパーの上にのせて拭けば、加わる手の力が均等になり、拭きやすくなります。

キッチンペーパーを汚れやすい場所に置いておき、コマメに汚れを拭き取る。一見汚れていない場所でも、家具の上などを気づいたときにキッチンペーパーでひと拭きするだけで、家の中のホコリは減っていくはずです。

◆教えてくれたのは:松本忠男さん

プラナ代表取締役社長、ヘルスケアクリーニング代表取締役社長・松本忠男さん
プラナ代表取締役社長、ヘルスケアクリーニング代表取締役社長・松本忠男さん
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プラナ代表取締役社長、ヘルスケアクリーニング代表取締役社長。東京ディズニーランド開園時の正社員、ダスキンヘルスケア勤務を経て、亀田総合病院のグループ会社に転職。現場の清掃管理者経験を含め33年間、病院清掃に従事。トータル700人以上の清掃スタッフを育ててきた経験から、掃除のコツやノウハウを、医療、介護施設、清掃会社、家庭などに伝授している。著書に、『病院清掃35年のプロが教える 最新科学でわかった病気にならない掃除術』(幻冬舎)などがある。

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