趣味・カルチャー

サウナ愛好家・岩田リョウコさん、以前は苦手だったサウナに週3で通うようになったワケ

サウナは人を優しくする“効果”も

数をこなしていれば、もちろん失敗もある。

「アクセサリーを外し忘れて火傷したことは数知れず。初めて行く場所ではロッカーの仕組みがわからなくて、失敗することがあります。たとえば、荷物をすべて入れたままロッカーが閉まったことがありました。タオルもないので素っ裸です。どうしようとかと5分ほど悩み、他のお客さんに頼んで受付に行ってもらいました。

ほかには、ロッカー室とサウナ室の場所が違う階にあったとき、うっかり裸のままロッカー室を出そうになって、親切なかたに止めてもらいました。共用通路に出るので、館内着を着なくてはいけなかったんですね。“危ない人”になるところでした(笑い)」

ガス抜きをしてくれる場所

岩田さんは日常で苛立ったときにサウナに行くという。

文筆家・イラストレーター・岩田リョウコさん
岩田さんにとってサウナはリセットできる場所でもある
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「サウナは人を優しくします。生活していれば、イライラすることも嫌なことも、落ち込むことも悲しいこともあると思うんです。その気持ちが膨らむと爆発してしまう。サウナはガス抜きをしてくれる場所です。

たとえば、イラッとするメールが来たときに、その感情のまま返信をすると相手とイライラ対決になってしまう。そんなときは、一番近いサウナまで自転車を飛ばします。帰ってきてからメールを打つと、とても優しいメールになるんですよ」

◆教えてくれたのは:文筆家・イラストレーター・岩田リョウコさん

文筆家・イラストレーター・岩田リョウコさん
文筆家・イラストレーター・岩田リョウコさん
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兵庫県出身。アメリカ在住中に出版したコーヒー本『COFFEE GIVES ME SUPERPOWERS』が全米ベストセラーに。世界5か国で翻訳出版されている。サウナ愛好家でサウナ・スパ健康アドバイザーの資格を持つ。『Saunner of the Year 2021』に選出。今年1月、サウナの基礎知識や「ととのう」などが解説されたサウナ文化の教科書的な著書『ちょっとサウナ行ってきます こうあるべきを脱ぎ捨てて、明日がもっと軽くなる』(いろは出版)を出版。https://twitter.com/ilovecoffeejp

取材・文/小山内麗香

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