スーツでサウナ!? 海外のサウナには驚きがいっぱい!
一気にサウナの沼に落ちた岩田さんは、それから週に3回ほどサウナに通うようになった。海外のサウナも巡り、驚くような体験をしている。
「10年程前にシアトルのサウナに行ったことがあるのですが、ロシア人の人口が多い州のため、ロシア人だらけでした。ロシアではサウナをバーニャというのですが、彼らもサウナによく入ります。そこではみんな、裸なのに毛糸の帽子をかぶっていたんです。
あとでわかったのですが、サウナハットでした。当時はサウナハットを知らなかったので、ロシア人って裸なのに帽子はかぶるの?ってびっくりしました(笑い)。
熱い空気は上に行くので、頭がアツアツになります。だから熱から頭を守るために帽子をかぶるのですね。水タオルを巻くのと同じです。私が以前、頭が痛くなったのも、頭に血がのぼって片頭痛を起こしていたのでしょうね」
フィンランドでは「サウナ巡り」が噂に
あまたのサウナを巡ってきた岩田さんが一番驚いたのは、オーストラリアのホテルのサウナでのできごと。
「ジムのサウナで一人、水着でのんびりしていると、たくさんの書類を抱えたスーツ姿の女性が入ってきたんです。汗だくで座っている私の前に彼女は躊躇なく座り、書類を読み始めました。ちょっとひるみました(笑い)。
さらに驚くことに、5分以上経っても彼女は汗一つかかずに書類を読み続けています。私の方が先に入っていたとはいえ驚きました。彼女はそれから12分以上入っていて、私が降参して先にサウナ室から出ました(笑い)。こんな面白い体験ができるのも、サウナの醍醐味です」
フィンランドでサウナをはしごしていたときにも、ちょっとした驚きがあった。
「その日は友人と1日に4軒ほどサウナを回っていて、4軒目に行ったとき、“この町で日本人たちがサウナに行きまくっていると聞いたけど、おまえたちか!”って声をかけられました。サウナ大国のフィンランドで噂になって、声をかけられるなんて(笑い)」