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猫の死亡原因1位は泌尿器疾患 膀胱炎のリスク&予防策を獣医師が解説

猫を膀胱炎にしないために飼い主ができる予防策

猫のトイレを清潔に保つことも、飼い主さんができる大切な予防策の1つです。

「猫はデリケートな子が多いので、せっかく運動させて水を多めに飲ませることができたとしても、トイレが汚いと排尿しなかったりします。そうすると、老廃物を含んだ尿が膀胱に長くとどまってしまいますよね。特に多頭飼いで同じトイレを使っている場合に、他の子が排泄したあとだと嫌がる子もいるので、できるだけこまめに掃除してあげてください」

猫
トイレはこまめに掃除を(Ph/AFLO)
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「尿路ケア」用のフードで再発のリスクを下げる

結晶性膀胱炎にかかったことのある猫には、「尿路ケア」用のフードを与えることで、再発のリスクを下げることができます。尿のpHが酸性やアルカリ性に強く傾かないように、ミネラル成分が適切に調整されたフードです。

「人間でもそうですが、結石、結晶は、一度できた子は体質的に繰り返すことがあります。また、結晶ができる要因としてマグネシウムなどのミネラル成分の過剰摂取が挙げられます。治療中に病院で処方された療法食を取るのはもちろんとして、治ったあとも尿路ケア用のフードなどに切り替えるのも1つの手だと思います。

また、おやつの過剰摂取にも注意してください(かつおぶしなど)。尿路疾患の猫用のおやつもありますので、そのようなものをあげるようにしてください」

◆教えてくれたのは:獣医師・山本昌彦さん

獣医師・山本昌彦さん
獣医師・山本昌彦さん
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獣医師。アニコム先進医療研究所(本社・東京都新宿区)病院運営部長。東京農工大学獣医学科卒業(獣医内科学研究室)。動物病院、アクサ損害保険勤務を経て、現職へ従事。https://www.anicom-sompo.co.jp/

取材・文/赤坂麻実

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