新型コロナウイルスの感染拡大の影響で現在閉園中の上野動物園で、すくすく成長中の双子ジャイアントパンダ・シャオシャオ(オス)とレイレイ(メス)。その母・シンシンとの生活の様子や近況を紹介します。
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シャオシャオとレイレイは順調に成長
2021年6月23日に生まれ、250日齢(約8か月)となる双子パンダ、シャオシャオとレイレイですが、少しずつ体重に差が出てきました。
見た目ではわからない?シャオシャオとレイレイ
2月28日の測定でシャオシャオ19.4kg、レイレイは18.05kgと体重差が1kgほど出てきました。でも、もこもこの毛におおわれた体なので、体格差はそんなに感じられませんね。
そんな2頭を確実に見分けるためにシャオシャオの背中には緑色の印がついていますが、母子ともにそれを気にする様子はないみたいです。
木の上でのんびり過ごす双子パンダの日常
日中はシャオシャオ、レイレイともに、室内展示場から自由に出入りできる運動場へ行き、木の上で過ごしていることが多いとか。シャオシャオはシラカシ、レイレイはマツがお気に入りの木のようです。
木の下にシンシンがいれば、シャオシャオが木から降りてじゃれついたり、2頭でじゃれあったり、運動場内を探索したり、のびのびと過ごしています。
麻袋を使って遊ぶシャオシャオ
自分の体が隠れてそうなほど大きな麻袋で遊んでいたシャオシャオは、ママのシンシンがやって来ると一緒に麻袋をくわえてひっぱったり、ゴロンと転んだりして甘えたモードに。
レイレイも一緒に遊び始めると、シンシンが2頭から少し離れるそぶりを見せますが、それをつれ戻すようにシャオシャオはシンシンの方へゴロゴロ…。戻ってきたシンシンと3頭で仲良くじゃれあっていました。
リーリーやシャンシャン、大人パンダたちにも癒される
上野動物園には、母子パンダの他に2頭のジャイアントパンダがいます。
双子パンダのパパ・リーリーは、143.6kg(2月25日測定)の巨体をゆらゆらと揺らして、運動場を歩き回ったり、しっかりとした手つきで笹の葉を食べたり。ときには、大きな丸太の下にできた日陰でのんびり昼寝をして、悠々自適に過ごしているようです。
もう1頭、上野動物園で暮らしているメスのジャイアントパンダ、シャンシャンは、竹をバリバリと豪快に割ったり、竹筒で遊んだり、むしゃむしゃと笹を食べていたり、ワイルドな姿を見せていました。2月25日の測定では、95.4kgだったシャンシャン。まだまだ“伸び代”があるかもしれません。