不調改善

目覚めがよくない春…すっきり起きるにはカツオやバナナがおすすめの理由

自律神経の乱れには漢方薬もおすすめ

食事に気をつけても朝の起きづらさに悩むようであれば、漢方薬をのむのもおすすめです。

漢方薬は症状の改善だけでなく、心と体のバランスを整えて健康になることを理想としています。自然由来の薬効が体にやさしく働き、自律神経の乱れを改善したり、ストレスに負けない体を作ったりすることで、不調の起こりにくい体質を目指します。

さまざまな生薬
自律神経のバランスを整えてくれる漢方薬は?
写真8枚

季節の変わり目の不調や自律神経の乱れに対しても、根本的な改善をはかることができる漢方薬を取り入れてみましょう。

自律神経の乱れに悩む方におすすめの漢方薬2つ

・柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうぼつれいとう)

不安や緊張など神経過敏を抑え、自律神経のバランスを整える漢方薬です。睡眠の質を高める働きがあるので、すっきりとした目覚めが期待できます。

→柴胡加竜骨牡蛎湯について詳しく知る

・加味帰脾湯(かみきひとう)

不眠や不安、イライラ、不快な胃腸症状に対して使われる漢方薬です。疲労や季節の変化などによるストレスで低下した消化器の働きを助け、精神症状を緩和させるよう働きかけます。

→加味帰脾湯について詳しく知る

漢方薬を始めるときの注意点

漢方薬は繰り返す不調に対して、根本からの改善が期待できる薬です。そのため、食事の工夫などでは不調が改善しなかった人でも、効果を感じる場合が多くあります。

カーテンの前で伸びをする女性
春の快適な目覚めのために、漢方薬を取り入れるのも一手(Ph/PhotoAC)
写真8枚

ただし、漢方薬はその人の体質に合っていないと、よい効果が見込めないだけでなく、副作用が起こることもあります。自分に合う漢方薬を見つけるために、服用の際は漢方に詳しい医師や薬剤師に相談するのが安心です。

◆教えてくれたのは:管理栄養士・小玉奈津実さん

管理栄養士の小玉奈津実さん
管理栄養士・小玉奈津実さん
写真8枚

管理栄養士資格取得から食に関する職務に携わってきて15年目。サプリメントの商品開発・外食のメニュー開発・高齢者施設の栄養価計算や献立作成などに従事。現在はサプリメントの監修や食に関する記事の執筆、オンライン栄養指導などフリーの管理栄養士として活動中。さらに、オンラインで漢方を購入できる「あんしん漢方」(https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/)で情報発信もしている。

●免疫力UPのカギは自律神経! 整えるための生活習慣、食べ物を解説

●自律神経を整えるレシピ3品|アーユルヴェーダの考えを元におすすめの食べ物を活用