思い出を形に残し日常や未来につなげる
3つ目は、形に残すこと。旅の写真をプリントアウトして飾るのもいいですし、手紙をプレゼントに添えるのもいいでしょう。何か旅先で体験して制作するのもおすすめです。
「みんなにお祝いをしてもらってうれしかった……」そういった記憶を思い返せるような「かたち」があると、旅から帰った日常でも見るたびに温かい気持ちになり、「頑張ろう」という気力へとつながります。
コロナに加え、世界を見れば紛争もあります。自分の力ではどうしようもない情報は、ときにメンタルにダメージを受けることも多いもの。先行きが見えない変化の多いときこそ、自分の軸を持つことは大切です。
日常や情報から離れ、冷静になれることも旅のいいところ。コロナは多くの機会を奪いましたが、コロナだからこそできた、出会えたこともあるはず。過去は変えられないけれど未来は変えられる。次のステップを前向きに歩めるような「祝い旅」、ぜひ人生の節目に計画をしてみてくださいね。
◆教えてくれたのは:旅行ジャーナリスト・村田和子さん
旅行ジャーナリスト。「旅を通じて人・地域・社会が元気になる」をモットーに、旅の魅力を媒体で発信。宿のアドバイザー・講演なども行う。子どもと47都道府県を踏破した経験から「旅育メソッド(R)」を提唱、著書に「旅育BOOK~家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ(日本実業出版社・2018)」。現在は50歳を迎え、子どもも大学生となり、人生100年時代を楽しむ旅を研究中。資格に総合旅行業務取扱管理者、1級販売士、クルーズアドバイザーなど。2016年よりNHKラジオ『Nらじ』月一レギュラー。トラベルナレッジ代表(https://www.travel-k.com/)。旅ブログも行っている(http://www.murata-kazuko.com/)。
●「50歳から得する旅行術」を旅行ジャーナリストが解説!コロナ後に備えて準備を