ネット上でフリーマーケットのようにユーザー間で売買ができるフリマアプリ「メルカリ」。生活コスト削減コンサルタントの生方正(うぶかた・ただし)さんは、メルカリなどのフリマアプリを活用することは金銭面以外のメリットもあると話します。高校卒業後に海上自衛隊に入隊し、節約をしながら投資に向き合い、40代で2億円もの資産を築き上げた生方さんが教える、メルカリを活用するメリットとは?
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リスクなしで収入を得られるメルカリ
メルカリはスマホ一台あれば出品、購入、入出金の操作ができます。うまく使いこなすことで、家にある不要品をお金に代えられることが、一番のメリットです。
ものを整理しながら収入が得られる
不要品をフリマアプリで売ることは投資や副業と違い、お金を得るためのリスクが基本的にありません。出品や発送作業に多少の時間や手間を要しますが、手元にあるものを売るだけですから金銭的なマイナスはないんです。
部屋の隅に埋もれていたものが一つずつお金に代われば、おこづかいが増えるうえに部屋が片付きます。つまり、フリマアプリを活用しているうちに、ものの整理をしながらリスクなく不要品をお金に変えられるんです。
慣れると利益率アップ、無駄遣いが減る
何度も発送を経験することで、作業が慣れてきて、だんだんと短時間で数をこなせるようになっていきます。同時に、商品を高値で売る方法や効率よく発送する方法がわかるようになり、自然と利益率も高まります。
不要品がお金に変わることに気づくと、不要品を減らすことに幸せや快感を覚えることもあるでしょう。それと同時にものが増えて部屋を狭くすることを避けるようにもなります。つまり無駄遣いが減ることになるのです。また、ECサイトで購入したものがイメージと違うことがあっても、転売することによって現金の一部を“回収”することだってできるんです。
フリマアプリで磨ける商売感覚
フリマアプリを使うメリットはもう一つあります。それは、商売感覚を磨けるということです。
「価値がない」という思い込みに気づく
フリマアプリを見ると、空き瓶や無料のパンフレット、松ぼっくり、鹿の角など、価値がなさそうなものも多く取引されていることに気づくでしょう。
もちろん、高い値段では売れることはありませんが、自分には不要なものであっても他の人にとっては必要であることもあり、それらがお金にかわることを知ることができるのです。
商売の“いろは“がわかり、お得に転売するスキルも身につく
また、購入者に興味を持ってもらえる商品の撮影の仕方や売れるための値付け、信頼されるプロフィールづくりでアカウントの評価を高めるなど、商売において必要なことがわかってきます。つまり、収入を得ながら商売のいろはを学ぶことができるんです。
商売の感覚が磨かれた人の中には、人気DVDなどのシリーズ作品を全巻購入して、視聴後に購入金額以上で転売したり、無料で受け取ったアメニティーをお金に変えたりしている人もいます。