淡いグリーンにナチュラルカラーで軽やかな佇まい
2018年4月、来日していたスウェーデン国王夫妻と昼食をともにされた天皇陛下(当時は皇太子)と雅子さま。この日は、若草色のジャケットと、同色の光沢のあるワンピースというコーディネートでした。
「若草カラーは、ともすれば地味な印象にもなりますが、雅子さまのように素材感をMIXさせることで、より華やかな印象になります。小物もライトベージュでまとめることで、パステルカラーと調和。ダークカラーで引き締めると甘さが軽減させますが、ナチュラルな色でなじませると全体の統一感が強調され、明るい雰囲気にまとまります。
特にベージュやグレージュ小物は、どんなカラーにも合わせやすく、上品に仕上がるので、大人女性には必須のカラーアイテムです」
サックスブルーと白の配色が華やかさとさわやかさを両立
2019年6月、マクロン仏大統領夫妻と会談した際の雅子さまはサックスブルーの華やかなスーツでお出ましに。
「織りのはいったジャケットは存在感がありますが、雅子さまのように、デザイン性のあるバイカラーのパンプスを合わせて、全体をまとめているのは、上級者の着こなしです。ジュエリーをシンプルなパールでまとめることで、華やかな装いの中にも、上品さの溢れた品のある着こなしに。
カラーONカラーや柄×柄のコーディネートも定番となった今、シンプルにまとめすぎず、少し冒険したコーディネートにチャレンジしておしゃれを楽しむのも、余裕のあるアラフィフの着こなしの見せどころ。カラーONカラーであれば、ピンク×赤、ブルー×グリーンなど、同系色同士を合わせると比較的、取り入れやすいと思います」