食べきれないときの保存法や加工のアイディア
一度に食べ切れない場合は、乾燥に弱いのでキッチンペーパーや新聞紙などで包んでから、ビニール袋に入れて野菜室で保存し、かためのものでも2~3日以内食べるのがおすすめです。
傷む前に食べきれなさそうなときは、ジャムやコンポート、ジュースなどに加工するとよいかと思います。冷凍する場合は、皮を剥いてカットしてからのほうが使いやすいです。冷凍したいちじくはスムージーにしたり、ヨーグルトに入れたりするとおいしくいただけます。
いちじくの“美しい”皮の剥き方
割れているお尻から皮を剥いたほうがいいと思うかたもいるかもしれませんが、いちじくは軸から剥くほうが簡単できれいに剥けます。実がふくらみ始める部分の上を折って、ゆっくりとお尻側に引っ張ります。残った皮は包丁で剥くといいですよ。甘い実を余すことなく食べることができます。
また、水で表面の汚れを落とせば、皮を剥かずにそのまま食べることもできます。 完熟したいちじくは皮もやわらかいので、そのまま食べるのに適しています。水に触れると傷みやすいので、食べる直前に洗うようにしましょう。
◆教えてくれたのは:野菜ソムリエプロ・福島玲子さん
ふくしま・れいこ。野菜ソムリエプロのほか、アスリートフードマイスター2級、ジュニア食育マイスター、食の検定1級、ベジフルカッティングスペシャリスト、エコクッキングナビゲーターなど多数の資格を持ち、日本野菜ソムリエ協会創立 20 周年記念事業『野菜ソムリエ名鑑 vol.1』に掲載されている。現在は、“野菜や果物から健康に”との考えを大切に講演・セミナー講師、イベント・セミナー運営サポート、コラム、料理教室、レシピ開発や監修・ジュニアアスリートの栄養指導・など、多岐にわたって活動中。https://ryufrei.com/
構成/イワイユウ