
梅雨の気配を感じるこのごろ。気分までジメッとしないために、ファッションはさわやかさに決めたいですよね。そこで、今回は、皇后雅子さまの梅雨シーズンのファッションをチェック。よくお召しになっている白×ネイビーなど、バイカラーファッションについて着こなしのポイントを探ります。
ネイビーのハイネックトップスをインナーに選ぶことで凛とした佇まい
2005年5月、ノルウェーへ向かう天皇皇后両陛下(当時)を、空港でお見送りする雅子さま。




雅子さまは、白のセットアップに、ネイビーのハイネックのトップスを合わせられるというおしゃれ上級者なコーディネート。帽子のリボンやバッグ、靴もネイビーを効かせることで、シュッとしたマニッシュなオーラもチラリ。ラペルと袖口には小粒のパールが施された甘めのジャケットも、ネイビーを合わせることで凛とした表情になります。
太めのネイビーラインでスタイルアップ
2006年6月、シンガポール&タイを訪問される天皇皇后両陛下(当時)を空港でお見送りする雅子さま。この先もよくお召しになっているバイカラーのジャケットでお目見え。




雅子さまがお召しの、太めのネイビーのパイピングがポイントの白のジャケットは、タイトスカートのネイビーとつながって、縦のラインを強調。すっきりとした印象を与えてくれます。つばの広い帽子は、それだけで顔をスマートに見せてくれますが、横についているネイビーのリボンが太いことで、よりその印象を強めています。胸元からのぞくパールのネックレスや耳元に光るパールのイヤリングが、清楚な雰囲気を後押ししています。
ネイビーのブレードがアクセントのジャケット
2015年7月、南太平洋の島国、トンガの国王戴冠式に出席するため、同国に向けて民間のチャーター機で東京・羽田空港を出発された天皇陛下(当時は皇太子)と雅子さま。




雅子さまがお召しになったセットアップは、ネイビーカラーが効いて、知的で上品な佇まい。白いジャケットに施されたネイビーのブレード(絹、木綿、麻、羊毛、ビーズなどで作られたテープ状のひものこと)がアクセントになっています。アクセサリーはロイヤルファッションの定番、パールで華やかさをプラス。
顔映え抜群の白ジャケットで明るく五輪選手を激励
2016年7月、リオデジャネイロ五輪の日本代表選手団の結団式にご出席の際の雅子さまは、ひときわ清楚で明るい白ジャケットが素敵でした。



この日の雅子さまは、白のジャケットの下にネイビーのワンピースをご着用。スカートはタイトスカートではなく、ほんのりフレアのデザインで、歩くたびに可憐に揺れていて、フェミニンな雰囲気を強めています。帽子と靴は白×ネイビーのバイカラーで、清潔感あふれるコーディネートでした。
スカートをネイビーから白にシフトしてさわやかさUP
2019年5月、新皇后としておひとりで公務に臨まれた全国赤十字大会では、白×ネイビーのツートンカラーが涼しげなスーツでお出ましに。


このジャケットは、2006年6月空港でお見送りする雅子さまがお召しになっていたのと同じもの。このときは、スカートはネイビーではなく白をセレクト。白地にネイビーのリボンがノーブルな帽子をかぶられ、白配分多めの明るいコーディネートでした。白一色だとともすればぼやけた印象になりますが、ネイビーのラインがはいることで、輪郭がくっきりしてすっきりと見えます。
フェミニンなデザインのスーツも白×ネイビーで洗練オーラたっぷり
2019年7月、『地球科学・リモートセンシング国際シンポジウム2019』の開会式に出席された雅子さま。ノーカラーのフェミニンなセットアップでお目見え。


雅子さまは、とんぼ玉(チャイニーズノット)がアクセントの白とネイビーのノーカラースーツをお召しに。デザインはフェミニンですが、白に締め色のネイビーを合わせることで、少しクールさも加わり洗練された雰囲気にまとまります。
顔周りは白の配分が多く、表情をいっそう明るく見せてくれます。また、ジャケットはノーカラーで見通しがよく、長袖でも軽快な印象。顔周りに曲線が多いこともあり、表情をよりやわらかく優しい印象にしていました。
●皇后雅子さまのストライプファッション 暑い季節もさわやかオーラ満点の着こなし