回数券を使うときの注意点
お得な回数券ですが、購入前に気をつけるべきことや意識しておきたいことがあります。
必ず期限内に使い切れるか判断する
回数券には期限があります。通常、回数券の有効期限は発売日から3か月です。安いからといって飛びつくのではなく、まず自分の3か月先までの予定を考えて、使い切れるか考えて購入しましょう。
紛失しやすいところが回数券の難点
回数券の購入後に気をつけなければならないのは、Suicaなどと違って重みがなく、落としやすいということです。私自身、スマホのケースに入れていたら、枚数が減っていた経験があります。1枚でもロスしたら節約の意味がなくなるので、注意が必要です。
回数券を使う癖をつけるのも大切
SuicaなどのICカードをいつも利用している人は、改札口を通過するときにSuicaで支払う癖がついています。節約のためにせっかく回数券を購入しても、使いそびれてしまったら節約にならないばかりか、有効期限を過ぎてしまった場合は損失になります。
なので、回数券は財布や手帳など、入れる場所を決めておきましょう。私は往復分の2枚を持ち歩くようにしています。たとえ酔っ払った状態でも使えるようになるくらい、習慣化することが大切です。
◆教えてくれたのは:生活コスト削減コンサルタント・生方正さん
うぶかた・ただし。明治大学サービス創新研究所研究員。高校卒業後に海上自衛隊に入隊。勤務の傍ら節約術を駆使しながら、国内株式、金の現物買い、在日米軍に対する不動産投資などを行い、40代で2億円の資産を築いた。現在は生活コスト削減コンサルタントと南極講演家として、メディアで活躍中。著書に『高卒自衛官が実現した40代で資産2億円をつくる方法』(あさ出版)、『攻めの節約』(WAVE出版)など。
構成/イワイユウ