骨盤周りや姿勢の悩みに特化したエクササイズでダイエットに定評のある柳沢とも子さん。

本連載では、柳沢さんがお手軽かつ即効性のあるストレッチを指南。今回は、現代病ともいえる猫背を治して代謝UPを目指すエクササイズをご紹介。
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老けて見える猫背。太る原因にも
PCを使ったデスクワークが多い人は、顔が肩よりも前に出ている姿勢になりやすいもの。背中を丸め、肩が内側に入った状態を長時間続けていませんか? スマホをうつむいた姿勢で眺める人も少なくないはず。
猫背になると、前に突き出した頭を支えるために、肩や背中の筋肉に負担がかかり、血流が悪くなります。その結果、首や脇の下の周りにあるリンパの流れが悪くなり、代謝が落ち…太りやすくなってしまうのです。
猫背改善で基礎代謝と脂肪燃焼効果をアップ!

肩甲骨周辺には、脂肪をエネルギーに変える「褐色脂肪細胞」が集まっています。正しい姿勢の人はしっかり全身の筋肉を使っているので、褐色脂肪細胞が正常に働いています。
でも、猫背になると、動いている筋肉の量が少なく、肩甲骨や首周辺も硬く縮こまります。つまり褐色脂肪細胞の働きが悪くなり、カロリー消費がスムーズに行われないので、痩せにくくなってしまうんです。
そこんなひと尾に試して欲しいのが、丸まった背中の筋肉を伸ばして正しい位置に戻し、血流を促進する「猫背ブス解消ストレッチ」です。基礎代謝アップにもつながりますよ。
背中の筋肉を正しい位置に戻し、血流を促進する「猫背ブス解消ストレッチ」。椅子があればOKで動きもシンプル。1日最低2回、リフレッシュに行いましょう。
「猫背ブス解消ストレッチ」を動画で解説!
【基本編】
【1】背筋を伸ばして座る。肩と胸を外側に開くイメージ
【2】左手で左側の椅子の背もたれを持つ。右手を左膝の横に置く
【3】体を左にひねって、5秒間キープ
【4】右側も同じ動作を行う
【5】【1】~【4】を5回繰り返す
NG! 肩が内側に入り背筋が伸びてない!

背筋が丸まったり、肩が内側に入っていると、体幹の動きが悪くなってしまいます
背もたれのない椅子の場合は…
腕を肩と平行の位置に伸ばし、肘を曲げた方の腕を引きながら体をひねりましょう
【上級編】
基本の動作が楽にできた人は、【2】のときに、左脚を上に脚を組みながら行うと、強度を高めることができます。手を右に入れ替えるときも同様に脚を組みましょう。秒数、回数は基本と同じでOKです。
猫背を治すことは代謝&脂肪燃焼効果をアップさせる以外にも、下腹ぽっこりや骨盤のゆがみの改善、バストアップ効果も期待できます。体の美しさをアップするためにも、ぜひトライしてください。
写真/Keiichi 動画/大嶽勇太
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監修:柳沢とも子(やなぎさわ・ともこ)

ピラティストレーナー、女性起業家。2005年ピラティス専門スタジオ設立。 現代人の呼吸やメンタル力を改善するマインドフルネスを取り入れた呼吸も指導。姿勢や体質改善の見識の高さから、雑誌や書籍、冷えとりウエアの監修など多方面で活躍中。著書に『冷え、むくみ…原因は骨盤にあった! 骨盤美容家・柳沢とも子の 30秒「冷えとり」ダイエット』 (All About Books)。公式HP:http://align.jp/alopila/ 公式ブログ:http://ameblo.jp/tomoko-align/