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ダイニングテーブルへの“ちょい置き”は部屋が散らかる原因に!キッチン&ダイニングが散らからないコツ

キッチン&ダイニングを散らかさない小ワザ

キッチンまわりも、普段遣いの物をワンアクションにするだけで清々しい空間がキープできます。日常に役立つ、ちょっとしたワザを伝授します。

デイリー使いの物はワンセットにしておく

キッチンが散らかりがちな家庭は、お茶碗だから食器棚に、お箸だからカトラリーの引き出しに、などアイテムごとの分類にこだわっていることが多いです。けれど、必要なものを取ったりしまったりするたびに、あちこち動かなければならず、それが理由で元に戻すのが面倒になって散らかる原因になるのです。

そこで、家族の使用頻度が高いデイリー使いの物は、ワンセットにしておくのがおすすめです。

お酒のセット
デイリー使いのものはワンセットにしてトレーにまとめる(Ph/photoAC)
写真7枚

例えば、炊飯器の近くに、お茶碗とお箸としゃもじを収納しておけば、使うときもしまうときも動作がひとつの場所で終わります。もし、家族にお酒を飲む人がいるならば、グラスやマドラー、酒類をまとめてワンセットにして冷蔵庫のわきにおけば、キッチンの中を行き来しなくてもすべての用事がひとつの場所でまとめられます。

デイリー使いのセットはトレーにまとめて置いておくことで、一気に運ぶことができますし、他のものと混ざらないので使い勝手がいいですよ。また、一度に片付けることができるので、ダイニングテーブルの上も散らかりません。

捨てられない缶や箱はふたをとって使う

お菓子でもらったきれいな缶などが捨てられず、キッチンやダイニングに溜まっている家庭もよく見かけます。中身が見えない箱に物を収納すると中に何が入っているのか忘れて、いつのまにか缶や箱がたくさん…ということがありますよね。

けれどいちいち、これらのふたを開け閉めするのは面倒で使わなくなります。使うことも片付けることもおっくうになって放置された物が、どんどん“物溜まり”になってしまうのです。

お菓子の空き缶
捨てられない缶はふたを取って使うのが◎(Ph/photoAC)
写真7枚

どうしても使いたい、すてきなデザインの缶や箱は、引き出しの中で仕切りとして使いましょう。引き出しの中が箱で仕切られていると物が出し入れしやすくなります。このとき、箱のふたは取り、引き出しの中身がひと目でわかるようにして、ワンアクションで取り出せるように活用しましょう。

◆教えてくれたのは:幸せ住空間セラピスト・古堅純子さん

古堅純子さん
幸せ住空間セラピスト、家事効率化支援アドバイザーの古堅純子さん
写真7枚

幸せ住空間セラピスト、家事効率化支援アドバイザー。整理収納アドバイザー1級、整理収納アドバイザー2級認定講師、企業内整理収納マネージャーの資格を所持。1998年、老舗の整理収納サービス会社に入社。20年以上現場第一主義を貫き、クライアントのもとへ通う。5000軒以上の家でサービスを重ね、古堅式メソッドを確立。オンラインを含むコンサルティングやメディア出演や講演も行う。著書は累計60万部で、最新著は『「シニアのための なぜかワクワクする片づけの新常識』(朝日新聞出版)。YouTubeチャンネル「週末ビフォーアフター」は、1000万回再生を突破。チャンネル登録者数9万1000人(2022年4月現在)。https://s-d-m.jp/talents/jyunko-furukata/

構成/イワイユウ

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