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松本明子が語る「実家じまい」 空き家を維持するのになぜ1800万円もかかってしまったのか?

いざというときのためにリフォーム

松本さんは「芸能界きってのドケチ」といわれるほど節約をしていたという。その内容は、とにかく物を長く使うこと。

自身をドケチだという松本さん
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「贅沢品を買わないとか、食費を節約するとか。当たり前で些細なことですけど、楽しく節約していました。自分の衣類は10年愛用が基本です。でも、夫はやりすぎだと思っているようですね。私が仕事から帰ってくると、古くなった室内用の服とかスニーカーがゴミ箱に入っているんですよ。

まだ使えるのにって、悲しくなっちゃう。それで、寝静まってからゴミ箱から取り出すのですが、夫にバレるとプチケンカの始まりです(笑い)。それくらい節約していたので、維持費としてお金が減っていくことに気づけなかったのかもしれません」

東日本大震災がきっかけ

2011年に東日本大震災が起きると、東京に住めなくなった場合の避難場所にしようと考えた。それも新たな出費につながった。

「いざというときにすぐ住めるように、リフォームをすることにしました。お風呂やトイレなどの水回りを全面改修し、和室をフローリングに張り替えるなど、約350万円かかりました」

松本明子
リフォームにも費用がかかった
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実家をどうするのか、早めに方針を決めることが大事

結局その後も実家に住むことはなく、2017年に「実家の片づけ」をテーマにしたテレビ番組の出演がきっかけで、本気で実家を手放す決意をする。

松本明子
自身の経験を振り返ってみてアドバイスをしてくれた
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「このままでは子供や孫にまで苦労をかけてしまうと気づいたんです。実家じまいをすると決めてからは、売るにしろ貸すにしろ、もう少しきれいで使いやすい方がいいと考えて、2回目のリフォームを行いました。かかった費用は250万円で、前回の分と合わせると約600万円になります」

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