健康・医療

夏こそ腸活!内臓冷えによる体調不良の改善におすすめの食材&漢方薬

お腹を押さえる人
お腹が冷たいときは腸の働きが鈍っている可能性も
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お風呂に入るときにお腹を触ると、冷たいと感じたことはありませんか? それは腸の動きが鈍っている可能性があると、漢方にも詳しい管理栄養士の小原水月さんは言います。そこで、全身の不調につながる腸の機能低下を改善するために、腸活におすすめの食材と漢方薬について教えてもらいました。

【目次】

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夏の不調の原因の1つは腸の冷え

夏は腸を冷やす場面が多くあります。まずは汗です。汗をかいて、いつまでもそのままにしておくと、気化熱で体温が奪われ、腸も冷えてしまいます。また、エアコンの冷気に長時間触れたり、冷たい食べ物や飲み物をとる機会が多かったりすると、腸が直接冷やされてしまいます。

アイスコーヒー
エアコンや冷たい飲み物など、お腹が冷えやすい夏
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腸の働きが悪くなると十分に栄養素が吸収できなくなり、さまざまな不調の原因になります。

しかし、エアコンや冷たい食べ物をすべて絶つのは現実的ではありませんよね。そこで、冷えすぎないように生活習慣に気を付けつつ、食事によって体の内側から温めることも意識しましょう。

「炭水化物+ビタミンB群」を!内臓を温めるおすすめ食材

体を内側から温めるには、エネルギー代謝を高めるのが重要です。エネルギー代謝とは吸収した栄養素をエネルギーに変換し、熱を生み出したり、各器官の働きの“動力源”にしたりする化学反応を指します。

エネルギー代謝を高めるには、効率的にエネルギー源となる炭水化物と炭水化物をエネルギーに変える際に欠かせない栄養素のビタミンB群を一緒に摂るのが理想です。ビタミンB群とは8種類のビタミンの総称で、単体ではなくチームで力を発揮するためこう呼ばれています。

ビタミンというと野菜や果物を思い浮かべますが、ビタミンB群をバランスよく摂るには、動物性食品がおすすめです。お米や麺などの炭水化物と一緒に食卓に並べましょう。

イワシ

イワシのトマト煮
ビタミンB群が多いイワシは缶詰を使ってもOK
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イワシは、ビタミンB群をまんべんなく含むため、体の中から熱を生み出すのに役立ちます。

回遊魚のイワシは広い範囲で獲れるため、旬が5月から10月と長いのが特徴です。目が黒く澄んでいて、うろこが残っているのが新鮮な証拠。水煮などの缶詰はビタミンB群の量がやや少なくなりますが、手軽に食べることができるので食事に取り入れてみてください。

岩牡蠣

ザルに盛られた岩牡蠣
岩牡蠣の旬は6月から9月
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6月から9月に旬を迎える岩牡蠣。冬が旬の真牡蠣に比べて大きく、弾力があって、瑞々しいのが特徴です。バランスよくビタミンB群を含むため、エネルギー代謝を高める助けになります。

鶏肉

蒸し鶏の乗ったごはん
もも肉よりもむね肉にビタミンB群が多い
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安定した価格で手に入る鶏肉もビタミンB群を含みます。もも肉に比べると、むね肉の方がビタミンB群を多く含むので、夏の腸活にはむね肉を選ぶのがおすすめです。水分が抜けるとパサパサになりやすいむね肉ですが、常温に戻してから調理することで加熱時間を短くできます。