ファッション

トレンドの「ゆるシルエット」のつもりが「ぽっちゃり」に…50代がスタイルよく見せるコツは「ゆる×細」

手首や足首の細さを強調してスタイルアップ

「いつものシャツやパンツもほんの少しの着こなし方に気を使うだけで、グンとスタイルよく見せることができる」と杉山さん。

腕まくりで手首を出す

長袖シャツを着るとなぜか地味で野暮ったい印象になるという人は、手首を出すだけでこなれた印象になり、スタイルアップにつながると言います。

腕まくりの仕方を解説したイラスト
折り目が肘と手首の中間くらいになるように、袖を一度ざっくりとおり、袖部分が2~3cm残るように2回小さく折る(イラスト/飛鳥幸子)
写真4枚

「肘と手首の中間あたりの位置までまくるのが素敵に見せるコツ。肘までがっつりまくるとお掃除でもする感じになってしまうので注意しましょう。

腕まくりの方法ですが、折り目が肘と手首の中間くらいになるように、袖を一度ざっくりと折ります。そこから袖部分が2~3cm残るように2回小さく折ります。カフスが少し見えるように遊ばせるとこなれ感が出ますよ。

やわらかい素材で袖が落ちてきやすいシャツは、袖の上からヘアゴムを付け、ゴムが肘の少し下の位置になるまで引っ張り上げます。ゴムが見えないように袖の生地でゴムを覆いましょう。シャツと同色のゴムを使えば目立ちません」

パンツのロールアップで細身のラインを作る

普段何気なくやっているパンツのロールアップですが、杉山さんによると長さの調整のためではなく、パンツを細身に見せるためのテクニックなんだそう。

「デニムなどの裾をロールアップすると裾がすぼまり細身のシルエットになるので、ゆるっとしたトップスを着たときにはおすすめです。ロールアップの方法ですが、パンツの裾を幅が3~4cmになるように折り返し、さらに折り返した部分を巻き込むように小さい幅で折り返します。

コツはきちんと折り目をつけるのではなく、折り目がラフになるようにします。無造作にクシュっとした感じを出すと服に表情が出て素敵になりますよ。

また、ストレートやテーパード型のデニムに限定されますが、単純に長さを調整したいのであれば裾を内側に織り込むのもアリです。生地の裏側が見えないのでキレイめにまとめることができます」