栃木県那須町にあるお寺・長楽寺。ここで暮らしている猫たちは、全国から会いにくるファンがいるほどの人気者! 2022年9月には第2弾となる写真集『てらふくねこ 家族の縁をつなぐお寺の福猫たち』と『那須の長楽寺 てらふくねこ 2023カレンダー』(ともにKADOKAWA)が発売されました。
最初は1匹だったけど…気づけば6匹に!
現在6匹の猫たちがいる長楽寺。最も長く暮らしているのはミー子で、2011年には彼女の子どもであるひーちゃん、シロ君、まー君が生まれ、合わせて4匹に。さらに、2020年には動物病院からやってきたこーちゃん、たーくんの2匹が仲間に加わりました。
そんな“福猫”たちは、住職が大好き! 朝食を食べる住職の膝の上や背中などに6匹が一斉に乗り、周囲を取り囲む光景は「猫全部のせ朝食」と呼ばれ大バズリ。長楽寺のSNSだけでなくテレビでもたびたび紹介され、たちまち人気者となりました。
なんでも、この光景は自然発生的に起きたらしく、6匹になる前からの日課とのこと。住職が黙々と朝食を食べながら、時折猫たちにおやつをあげるといった動画の数々には、「可愛い!」「癒やされる」といったコメントがたくさん寄せられています。歴史あるお寺ということもあり、全国から猫たちに会いに来るファンもいるそうです。
朝食以外にもほっこりポイントは満載
『てらふくねこ 家族の縁をつなぐお寺の福猫たち』には、長楽寺の日常風景がたっぷり収められています。
本堂の中や境内で、住職と一緒に過ごす猫たちの写真は、どれもリラックスした表情。なかでもミー子は、一緒にいる時間が長いからか住職との意思疎通もバッチリ。掲載された写真の中には、会話が聞こえてきそうなものも。
同写真集でも「人間っぽい振る舞いをする」「中に人間が入っているのでは?」と評されているミー子。本堂内をお散歩している姿も落ち着き払っていて、さすがの貫禄です。
そんなミー子を見ているからか、ほかの5匹たちもとってもお利口です。自分たちの食事タイムも、はしゃぐことなく静かに食べきります。ちなみに、食べるのが早いのは、たーくんなのだとか。「猫全部のせ朝食」で話題になった6匹ですが、朝食以外の風景も癒やし度満点です。
つい最近、仔猫(黒猫)のクロを保護して、現在なんと7匹になったという長楽寺の福猫たち。“大家族”の賑やかで温かな日々は、これからも続きます。