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「きのこのスープ」でダイエットやアンチエイジング!40kg減のダイエットアドバイザーが簡単レシピ紹介

きのこを盛った皿
きのこがダイエットやアンチエイジングにいい理由を解説(Ph/photoAC)
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1年半で40㎏減のダイエットをきっかけに、不調が改善され、自律神経の重要さに気づいたというダイエットアドバイザーのMartyさんがダイエットに取り入れたきのこの魅力について解説します。さらに、毎日の食事に取り入れやすいレシピを多数掲載した著書『自律神経をリセットするきのこのスープ』(アスコム)からレシピを2品教えてもらいました。

Martyさんのビフォーアフター
Martyさんのダイエット前(左)とダイエット後(右)(Ph/Martyさん提供)
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きのこに含まれる「エルゴチオネイン」が体のサビを防ぐ

きのこや一部の菌類にしか含まれていないアミノ酸の一種であるエルゴチオネインには、高い抗酸化作用があることがわかっています。抗酸化作用とは、老化などの原因となる活性酸素が体内で増えるのを抑える作用のことです。加齢研究者の第一人者である米国の生化学者ブルーム・エイムス博士は、エルゴチオネインを“長寿ビタミン”の候補としてあげています。

病気予防や長寿に好影響の高い抗酸化作用

もともと人の体内に抗酸化物質は存在していますが、ストレスや不規則な生活、加齢によって抗酸化力が弱まります。すると老化が進むだけでなく、生活習慣病や認知症、がんなどさまざまな病気にもかかりやすくなるそうです。

老化の進行を遅らせ、病気を予防するためには、日々の食事で抗酸化力の高い栄養素を摂ることがカギを握る、とMartyさん。

エルゴチオネインは人体に多く存在する抗酸化物質の「グルタチオン」と比較して、倍以上に高い抗酸化作用があることがわかっています。さらに、ポリフェノールやミネラル、ビタミンCなど抗酸化作用があるとして有名な栄養素以上に強い効果があり、加熱しても栄養素がほとんど消滅しないといわれています。

エリンギ、しいたけ、えのきたけ
エルゴチオネインを多く含むエリンギ、しいたけ、えのきたけ(Ph/photoAC)
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きのこで記憶力や集中力を向上させ認知症対策

脳の神経細胞は20歳でピークに達し、それ以降は徐々に減少する傾向にあります。減るスピードや量には個人差がありますが、その要因には生活習慣も関係しており、特に毎日の食事が影響すると考えられているのです。

“長寿ビタミン”とも呼ばれるエルゴチオネインは脳に直接働きかける性質があり、多く摂るほど神経細胞を増やす働きがあることがわかっています。神経細胞のつながりがエルゴチオネインによって強化されることが、記憶力や集中力の向上に役立つなど、認知機能を高める効果もあるといわれています。

さらに、エルゴチオネインは、認知症の原因の一つであるアミロイドβというたんぱく質を脳内から除去する作用もあるので、きのこを積極的に食べることで、認知症リスクの軽減につながるともいえます。

「“長寿ビタミン”を多く摂りたい方は、エリンギ、しいたけ、えのきたけを積極的に選ぶといいでしょう」(Martyさん・以下同)