手持ちのクルーネックのカーディガンは「肩がけ」で垢抜ける
新たに購入するならロングカーディガンがおすすめですが、クルーネックカーディガンは誰でも1枚は持っている定番アイテム。コーディネートの差し色としても重宝しそうですが、実は扱いが難しいアイテムだそうです。
「定番アイテムのクルーネックカーディガンは、普通に袖を通して着ると垢抜けない印象になってしまうケースが多いんです。クラシックな雰囲気のアイテムなのですが、似合う人とそうでない人が分かれます。
おすすめは、ボタンを留めてストール代わりに肩がけする活用法です。そのまま袖を垂らしてもいいですし、結んでもOK。結ぶときはなるべく無造作に袖を結んで斜めにずらし、左右非対称にするとこなれ感もアップ。
カーディガンの前ボタンを全部留めてトップスとして使うコーディネートもありますが、クルーネックを上までボタンを閉めてしまうと顔が大きく見えてしまいます。センタープレスのパンツと合わせて、髪も1つにまとめるなど、全身をコーディネートする必要があるのでおしゃれ初心者向きではありません。
前ボタンを留めて着る場合は、顔まわりがスッキリしているVネックのカーディガンにしましょう」
便利だけど、そのまま着ると野暮ったくなりがちなカーディガン。大人女性が素敵に見えるカーディガンの選び方と活用法を学んで、秋冬を暖かくおしゃれに過ごしましょう。
◆教えてくれたのは:パーソナルスタイリスト・杉山律子さん
一般社団法人スタイリストマスター認定協会代表。映画や広告、音楽業界など幅広い分野でスタイリストとして活躍後、結婚・出産を経て、2016年よりパーソナルスタイリストとして活動開始。顔立ちや体型、内面からのぞく雰囲気に合わせた「一番、素敵に見えるスタイル」の提案に定評がある。著書に『手持ちの服でなんとかなります』(サンマーク出版)などがある。https://ameblo.jp/stylejiyugaoka719
取材・文/青山貴子