ダイエットをしているのに痩せにくくなったり、朝起きたときにひどいむくみが出たりするのなら、「腎」が疲れている可能性が!
老廃物が溜まった血液をろ過し、尿で排出するという重要な役割を担っている腎臓と副腎の健康は、ダイエットに深~いつながりがある。そこで、六本木・寺林治療院院長の寺林陽介さんに腎のツボを刺激する「腎マッサージ」を教えてもらった。
「東洋医学では、腎臓と副腎を『腎』と呼びます。おへそや背中にある『腎』のツボを刺激すると、腎臓と副腎の疲労回復に効果的です」(寺林さん。以下、「」同)
おへそまわりの“腎のツボ”を5ステップに分け、全部で1分マッサージするだけで、お腹周りが痩せて体調もアップするとか。さっそく基本のツボについて学ぼう。
まずは基本のツボをチェック!
盲兪(こうゆ)
おへその左右すぐ横にある。ここを刺激すると、腎臓疾患のほか、下痢や便秘などの慢性的な消化器疾患にも効果あり。
天枢(てんすう)
おへその左右、親指の幅2本分外側にある。ここを刺激すると、泌尿器系疾患、消化器疾患、生殖器疾患の改善に効果的。
帯脈(たいみゃく)
わき腹にあり、腰痛や冷えの改善に効果が。ここを刺激しながら腎兪(こうゆ)と志室(ししつ)を温めると、腎兪と志室のコリもとれる。
志室(ししつ)
背骨から親指の幅約3本分外側の、おへその高さにある。ここを刺激すると、腎臓の疲れの他、消化不良の改善にも。
腎兪(じんゆ)
背骨から親指の幅約1.5本分外側の、おへその高さにある。ここを刺激すると、腎臓疾患、前立腺疾患などにも効果が。
さっそく本誌記者がチャレンジ。するとはじめてたった1回で体がぽかぽかに温まり、うっすら汗ばむほど。5日続けたところ、なんとウエストが約2cm細くなった!
そんな驚きのマッサージ法を、次のページから徹底解説しちゃいます。もむ強さは、ちょっと痛みを感じるくらいで。グリグリもんで、ぽっちゃりを解消しよう!